ジャクソンホール会議開幕 「経済・政策の制約」を議論

ジャクソンホール会議開幕 「経済・政策の制約」を議論
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『【ジャクソンホール(米ワイオミング州)=斉藤雄太】世界の中央銀行関係者や経済学者らが集う経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が25日夜に開幕した。会議全体のテーマは「経済と政策の制約の再評価」。新型コロナウイルス禍を経て変容した経済・物価環境に政策当局がどのように対処すべきかを討議する。

開催期間は25~27日の3日間。昨年までコロナの感染対策でオンライン形式だったが、今年は3年ぶりに対面型の開催になる。会場はロッキー山脈の麓の山荘だ。

会議を主催する米カンザスシティー連銀が公表したプログラムによると、25日夜の開幕レセプションを経て、26日午前8時(日本時間午後11時)に米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が講演する。今後の利上げペースなど金融政策の先行きにどこまで踏み込んだ発言をするかが最大の注目点になる。

26日はパウエル議長講演に続き、独ゲーテ大のニコラ・フクス・シュンデルン教授が「最大雇用」、仏ビジネススクールINSEAD(欧州経営大学院)のジョン・フェルナルド教授が「潜在国内総生産(GDP)」に関する論文を公表し、対談者と議論する。

国際通貨基金(IMF)のギータ・ゴピナート筆頭副専務理事やオバマ政権で大統領経済諮問委員会(CEA)委員長を務めたジェイソン・ファーマン米ハーバード大教授らは「コロナ禍以前のトレンドは終わったか、あるいは一時的な中断にすぎないのか」についてパネル討論会に臨む。国際決済銀行(BIS)のカルステンス総支配人も講演する。

27日は米ジョンズ・ホプキンス大のフランチェスコ・ビアンチ教授が「財政制約」、ニューヨーク大のヴィラル・アチャリャ教授が「中銀のバランスシート」について論文を公表する。欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事や韓国銀行(中銀)の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁らによる「コロナ後の政策見通し」の議論などを経て、閉幕する。

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