反米を売りにしていた中国人インフルエンサーの末路

反米を売りにしていた中国人インフルエンサーの末路
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/29484088.html

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20日、台湾連合報によると、ペンネーム「司馬南」で活動し、極端な反米主張や強硬な民族主義志向で知名度を高めてきた論客の於力氏(66)が2010年に米国で住宅を購入していた事実が明らかになり、20日正午から同氏の中国内の主要オンラインコミュニティアカウントが使用停止を受けた。

フォロワー309万人に達する同氏の微博には21日現在「関連法律規定を違反したためこのアカウントは使用停止状態になった」という告知が出ている。
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どの国にもいるのですが、ナショナリズムを煽って、生計をたてている人気の中国人インフルエンサーが、実はアメリカ移住を視野に入れて、米国に不動産を持っていた事がバレて、300万人越えのフォローワーを抱えていたSNSからアカウント・バンをくらったようです。

中国の義務教育は、特に歴史や道徳については、政治でもあります。歴史は真実である必要は、ありませんし、道徳は多分に個人に対する崇拝を要求します。論理的な分析とは無縁の世界で、少しでも日本より、アメリカよりの話を授業ですると、生徒が録音していて、それで密告を受けて精神病院に隔離された教師というのは、何人もいます。また、昔は毛沢東でしたが、今は道徳の時間に教わるのは、習近平思想という劣化版の中華思想です。背後に毛沢東を戴く事で、権威付けをして、習近平個人を崇拝する子供を育てようとしています。

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於力氏は普段から「米国は全世界の敵で、各国を搾取する巨大な腫瘍の塊り」と主張し、愛国主義に便乗してスターに浮上した。フォロワーだけで微博307万人、ショート動画プラットフォーム「抖音(TikTok)」2203万人、ニュースプラットフォーム「今日頭条」1031万人など3500万人を超えるほど中国の世論形成に影響を及ぼしている。
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まぁ、いわゆる愛国闘志だったわけですが、実は、こういう表舞台に出てくる人ほど、個人の権利が一番無視されているのが中国で、アメリカのほうが数倍もマシである事を知っています。中国国内で、いくら蓄財しても、中国共産党の気分一つで、いきなり財産が没収されて、刑務所に叩き込まれる可能性があります。実際、行方不明になった富豪もいます。特に、数年前に起きた上海株の暴落の時には、空気を読まずに、相場観を語ったカリスマ・トレーダーが、当局に拘束されて行方不明になっています。まぁ、党を挙げて「株を買い支えろ」と言っていた時期に、まっとうな相場分析で、売れと言ってしまったんですね。中国社会では、罪の重さは、知名度・影響力に比例するので、罪自体が単なる失言であっても、それが中国共産党の意向に反すると、タダではすみません。

最近でも、安倍首相が暴漢に襲われて亡くなった事を伝えた時に、思わず涙を流してしまった女性アナウンサーが攻撃の的になり、職業を追われた上に、自殺未遂をするところまで追い詰められました。これも、大衆の目に触れる職業の人間が、哀悼の感情を示してしまった事が問題になっています。共産党は、現実よりも、どう見えるかが重要なので、軍事パレードは派手にやるし、やたら恫喝を繰り返します。なので、目立つ立場の人間が対応をシクジルと、地獄が待っています。何しろ、政権の中で一番力があるのが、「宣伝部」つまり、事柄をどう伝えるかを考える部署です。

12年程前に、25万7000ドルで購入した不動産は、このところのアメリカのインフレを受けて、58万ドルと2倍以上に高騰していて、これもフォローワーの反感を買った模様です。実際、この不動産には、妻と娘が住んでいて、アメリカで生活をしています。つまり、中国国内で、なにがしかの手段で成功した人間は、カナダやアメリカに不動産を買って、いつでも脱出できるように準備しているという事です。』