中国観測船、スリランカ離れる 米印懸念、条件付き入港

中国観測船、スリランカ離れる 米印懸念、条件付き入港
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB22BFD0S2A820C2000000/

『【ニューデリー=時事】中国の観測船「遠望5号」が22日、補給のため停泊していたスリランカ南部ハンバントタ港を離れた。地元メディアなどが報じた。中国の港に戻る予定という。寄港をめぐっては隣国インドや米国が安全保障上の懸念を示していた。

遠望5号は当初、ハンバントタ港に11日に入る予定だったが、スリランカ政府は8日、到着延期を中国側に要請したと表明。ところが13日になって、スリランカ海域で科学調査を行わないなどの条件で入港を再度許可したと発表し、遠望5号は16日に到着した。

インドメディアによれば、インドのジャイシャンカル外相は17日、訪問先タイでの記者会見で「インドの安全保障に関わるいかなる事態も注視している」と表明。インドメディアは遠望5号について自国領内を偵察できる装備を備えた「スパイ船」などと報じていた。

スリランカは2017年、対中債務の返済が滞り、ハンバントタ港の運営権を中国国営企業に99年間リースしている。』