ロシア極右思想家ドゥーギン氏の娘、車爆発で死亡

ロシア極右思想家ドゥーギン氏の娘、車爆発で死亡
ウクライナ侵攻を後押し
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR212S80R20C22A8000000/

『【パリ=白石透冴】ロシアの著名思想家アレクサンドル・ドゥーギン氏の娘ダリア氏が20日、モスクワ郊外で運転していた自動車が爆発して死亡した。同国メディアが報じた。爆弾が仕掛けられた可能性があるという。ドゥーギン氏はプーチン大統領の外交政策に影響を与えるとされ「プーチン氏の頭脳」と呼ばれることもある人物だ。

爆発したのはドゥーギン氏の自動車で、同氏が狙われた可能性がある。ドゥーギン氏はロシアがロシア語圏を統一することなどを主張する極右思想家と指摘される。著作はロシア政府の強硬派に愛読され、プーチン氏が2014年、ウクライナ南部クリミア半島を併合し、東部を実効支配する決定を後押ししたとされる。一方、米メディアによると、娘のダリア氏はジャーナリストでロシアによるウクライナ侵攻を支持し、米国と英国による制裁対象になっていた。

ロイター通信によると、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は同国の関与を否定した。ロシア内部の勢力争いが背景にあるとの考えを示した。

一方、ロシア国防省は21日、ウクライナ南部オデッサを攻撃し、米国がウクライナに提供した高機動ロケット砲システム「ハイマース」の弾薬庫を破壊したと主張した。ロシアの補給経路はハイマースによる攻撃で大きな損害を受けているとされ、破壊を主張して戦果を強調する意図があるとみられる。

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滝田洋一
日本経済新聞社 特任編集委員
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ひとこと解説

クルマに仕掛けられた爆弾で死亡、とFTなどは伝えています。映画「ゴッドファーザー」でマイケルがクルマに乗り込む寸前に、恋人が仕掛けられた爆弾で吹き飛ばされる。そんなシーンを地で行くような出来事です。何しろ、当初は父アレクサンドル・ドゥーギン氏も同乗の予定だったが、直前になって別のクルマに変えたというのですから。
そのドゥーギン氏は大ロシア主義を唱える歴史哲学者で、プーチン氏のウクライナ侵攻に大きな影響を及ぼした人物。帝政ロシア末期に皇帝一家を操った怪僧ラスプーチンになぞらえ、「プーチンのラスプーチン」と称されているといいます(BBC)。今回の事件が爆弾テロとすると、反撃の連鎖が気がかりです。
2022年8月21日 23:53 (2022年8月22日 0:31更新)

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https://www.nikkei.com/r123/?ak=https%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2Farticle%2FDGXZQOGR212S80R20C22A8000000&n_cid=DSPRM1AR08 』

プーチンロシアの黒幕アレクサンドル・ドゥーギン
https://wordpress.com/posts/http476386114.com?s=%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3