中国共産党大会目前、予測される執行部入りの顔ぶれ

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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
      令和四年(2022)8月23日(火曜日)
         通巻第7436号  <前日発行>
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 中国共産党大会目前、予測される執行部入りの顔ぶれ
  蔡奇、李強、李希、胡春華、陳敏爾、李鵬忠らが政治局常務委員入り?
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 8月22日時点のチャイナウォッチャーたちの予測で複数重複人名があり、政治局常務委員会入りに有力な政治家は以下の六人。

 蔡奇(北京党委員会書記)
 李強(上海同)
 李希(広東省同)
 李鵬忠(天津市同)
 陳敏爾(重慶市同)
 胡春華(副首相)

  この六名に加えて習近平のお気に入りは丁辟祥(中央弁事処主任)も有力と言われる。 現在の政治局常務委員会は習近平がトップで、以下、李克強、王洋、王こ寧、栗戦書、韓正、趙楽正の七名。大半は勇退となりそう。

中央委員に加わりそうな顔ぶれは以下の通り。

 陳小紅(統一戦線工作部次長)
 鳳 飛(海南省省長。前浙江省副省長)
 和 龍(国家発展改革委委員長)
 黄坤明(宣伝部長)
 江金泉(政府系シンクタンク)
李樹雷(習のスピーチライター、王こ寧と交代か)
 劉海星(外交部幹部)。
 劉建超(国際連絡部長)
 劉 潔(次期外相に有力。王毅と交代か)
 馬興瑞(ウイグル自治区党委員会書記)
 林 澤(甘粛省前省長。「澤」は「金」篇)
 王文傑(商務部長)
 シェン・イーチン(少数民族パイ族。女性。孫春蘭の替わり)
 王小洪(公安部長。福建幇で習のお気に入り)
 易 鋼(中央銀行総裁)
 趙 劉(福建省省長)
 鄭山傑(安徽省省長)
鄭新彬(マカオ行政長官)

 ほかに軍人がふたり指定席があるが、郡内の調整次第だ。したがって中央委員25名(常務委員7名を含む)だから、いま列挙したリストから、何人かは脱落し、ダークホースの浮上は大いにあり得る。なお、王毅外相は68歳なので外相続投はないが、国務委員留任はありうるかもしれない。

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  読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声2)「ドーギン暗殺未遂、直前に父の車を運転、帰宅を急いだ娘のダリヤが爆殺さる。」について。

 ドーキン氏、親子とも親露、親プーチンであるため、「当然に」敵、ウクライナ、米国が関与した暗殺である、という判断になり、露国内でのプーチン戦争支持が高まる、という結果が生まれる、という予測の元に、敢えて、あるいは当然の戦略として、「戦時中の必要な犠牲」として暗殺した、のだろう。本人は貴重なので、娘を犠牲にした。
 この様な露の人民賎脳工作の水準は世界一であり、かつ、それを「実行」できる国は少ない。

 かつてプーチン氏が無名のモスクワ市長であった頃、野望を満たすべく、市民の住むアパートを数回深夜に爆破し、数百名の犠牲者を出し、これは「明らかに」チチェンのテロであると断定され、怒れるロシア人民を戦争に駆り立て、氏は英雄となり、これを機会に男を上げ、やがて大統領となる。KGBで訓練を受け、かつその人脈を持った人間でないと可能ではない。

 倫理も人道も人権も無視し、悪魔でも「目的のためには手段を選ばない」ヤクザでも敵わない支那、露、朝鮮、そして米国の行動は、「結果として、誰が利を得たか」という視点から観察する必要がある。

 先日の故安倍氏の暗殺についても、同様な動機から犯人を特定すべきであるが、日本の警察、司法などにはその能力も意図も無いらしい。

当時の動画を見ていると、
1発目による爆音、爆風に反応して、ほぼ全員が立ったまま後ろを振り返るが、ただ一人が、即座に地面に触れ臥した。「タイアの爆発」だっただろう、と思った、という説明であったが、そんな音を聞いて、大の大人が「きゃーこわい」としゃがみ込むだろうか。ちなみに、元総理には一人SPが配属される、という。この一人の怖がりの男は、次に予定されていた複数の銃弾を避けるためにした行動であろう、と思われる。私見によれば、この男は自殺、病死などで自白する機会を失う、だろう。

 安倍氏の死体は、明らかな死因の証拠が刻まれており、最新のMRIを使えば、確実に「失われた」弾、弾道などが明確になるが、早々と荼毘に臥された。無論、証拠隠滅。明らかに内部の総合的な連携が有った。NHKをはじめとするマスゴミも、「真実を国民に伝える義務」を放棄している。 
  (在米のKM生)

(読者の声3)バイデンのぶざまなアフガニスタン撤退から一年を経て、タリバンはかの国を治めているように見えますが? 中国の銅鉱山への進出は本格化して居るのでしょうか? タリバンは外国の武装グループはいないと言っていたのに、アルカィーダのザワヒリが隠れ住んでいました。秩序は存在しないように見えます。
   (DD生、岐阜)

(宮崎正弘のコメント)米国はアフガニスタンの外貨70億ドルを凍結したまま。EU諸国は人道援助の目的のためボランティア組織の支部をわずかに存続させているだけ。

 米国保守派の総括は「米国の敗北のみならず政治秩序を破綻させた」とするもの。

 パンジシール渓谷に盤踞する「北部同盟」や旧政府軍残党、さらにはドスタム将軍派やヘクマチアル一派などが納める地域があって、地域的にはタリバンの統治ならず、というよりカブールにしてからが、無秩序、公共サービスにタリバンはまったく無能。支援してきたパキスタン軍もお手上げ。中国は鉱山開発どころが、ETIMがアフガニスタンに潜伏していると睨んでいます。

 ハッカニ集団の思想指導者が殺害されたように各派の内ゲバが続き、平和が戻ることはないでしょう。というよりアフガニスタンが平和だった時代は歴史を振り返っても、ないのでは?

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スティーヴン・セガールは2015年にロシアに移住し、2016にプーチンから特別にロシア市民権を与えられ、いらい、プーチンの宣伝アセットに成り下がっている。

スティーヴン・セガールは2015年にロシアに移住し、2016にプーチンから特別にロシア市民権を与えられ、いらい、プーチンの宣伝アセットに成り下がっている。
https://st2019.site/?p=20146

 ※ 諸般の事情により、今日はこんなところで…。

『Sean Spoonts 記者(SOFREP編集長で、元ASWヘリ乗員)による2022-8-21記事「What The Hell is Wrong with Steven Seagal?」。

   スティーヴン・セガールは2015年にロシアに移住し、2016にプーチンから特別にロシア市民権を与えられ、いらい、プーチンの宣伝アセットに成り下がっている。今、69歳。

 2020年にセガールはNY州の裁判所から、SECに対して罰金33万ドルを支払いなさいという判決命令を受けた。仮想通貨への投資を誘うステマ宣伝役としてこっそり雇われてSNS上で活動展開していたことをSECのサイバー部門から見抜かれ、咎められたのだ。セレブがこのような無責任なステマ活動をすることは米国では許されないのである。セガールはしかし、7万5000ドルを払っただけで、ロシアへ逃亡した。

 ※そこへ行くとジャッキー・チェンは、香港を裏切って習近平ならびに中共の奴僕となったことを堂々と隠してもいないから潔い。セガールと組んでステマ映画を作ったらどうだ。

 セガールは他にも数多くのセクハラ訴訟の被告である。撮影スタッフや共演女優を複数、レイプしているという。

 セガールはプーチンの部下になったことで2017以降、ウクライナ政府から5年間の入国禁止を喰らっている。

 2016以前にはセガールはセルビア軍特殊部隊にマーシャルアーツを教えている。
 セルビア=ロシアである。

 セガールという姓は「シーゲル」の派生だとみなされる。「シーゲル」はアシュケナジ(東欧在住ユダヤ人)の姓である。しかるにセガールは、じぶんのルーツはロシア領内の仏教徒なのだ、というわけのわからないことを触れ廻っている。

 セガールが50本以上出演している過去のアクション映画の中ではロシア人たちは犯罪組織の大悪党やKGBとして多数殺されているわけだが、プーチンはそこは不問に付すらしい。

 セガールはもっかのところ、米国市民権を棄てていない。プーチン失脚後に備えた保険のつもりであろう。
 しかしセガールが米国領内に戻ろうとしても、SECの一件だけでも、空港で逮捕されてしまうことは確実だ。
 そしてその前に、ロシア政府とこれだけ密接な関係を築いてしまうと、入国そのものが、国家安全保障の理由から禁止されるだろう。』

アルバニアの国防省発表。「グラムシュ」兵器工場の内部で写真を撮影していたロシア人スパイを警備兵がみとがめた。

アルバニアの国防省発表。「グラムシュ」兵器工場の内部で写真を撮影していたロシア人スパイを警備兵がみとがめた。
https://st2019.site/?p=20146

『『ガーディアン』の2022-8-21記事「Two Russians and one Ukrainian arrested after supected spying raid on Albanian arms factory」。

   アルバニアの国防省発表。「グラムシュ」兵器工場の内部で写真を撮影していたロシア人スパイを警備兵がみとがめた。ロシア人の男のスパイはその警備兵2名に対して神経毒スプレーを噴射し、失明させた。他にロシア人の女とウクライナのパスポートを持った男がその場で捕縛された。

 アルバニアは、ロシアからの観光客の流入を禁じていなかった。そのため、観光客にまぎれてスパイや工作員が入ってきてしまったのである。

 「グラムシュ」基地は海岸線から70kmも引っ込んだところにあり、夏に外人観光客がめざすような場所ではない。

 アルバニアは2009年以降、NATOメンバーである。この工場でどんな兵器を製造していたかは、秘密のようだ。』

ドゥギンは、かつていささかも「クレムリンの思想教師」であったことはない。

ドゥギンは、かつていささかも「クレムリンの思想教師」であったことはない。
https://st2019.site/?p=20146

『Kamil Galeev 記者による2022-8-21記事。

 ドゥギンは、かつていささかも「クレムリンの思想教師」であったことはない。しかし、国外的に、あたかもそうであるかのように信じさせることができたという事実が興味深い。

 ドゥギンの政治主張は、ロシア人ならば皆「なにいってやがるんだ」と心の中で思っている。ところが非ロシア人から見ると、そうではないのだ。皆、コロリと信じてしまう。
 ロシアとウクライナの文化の違いは「クモフストゥヴォ」=ネポティズムの深さ。ロシアではプーチンが誰かの娘に洗礼してやったからといって、その一家がプーチンとファミリーになるわけじゃない。ところがウクライナでは、こうした「仮想親戚関係」は決定的に重要なものとうけとめられるのだ。

※支那社会に近い。ということは腐敗廓清は容易じゃない。現政府がそれをなしとげつつあるとしたら、とてつもない偉業だろ』

アレクサンデル・ドュギンは、プーチンを筆頭に、多数のロシア政治家に影響を与えてきた、超国家主義者。その娘が爆殺された。

アレクサンデル・ドュギンは、プーチンを筆頭に、多数のロシア政治家に影響を与えてきた、超国家主義者。その娘が爆殺された。
https://st2019.site/?p=20146

『2022-8-21記事「Daughter of Putin ally Alexander Dugin killed by car bomb ? investigators」。

   アレクサンデル・ドュギンは、プーチンを筆頭に、多数のロシア政治家に影響を与えてきた、超国家主義者。
 その娘が爆殺された。乗用車のランドクルーザー・プラダに仕掛けられた爆弾により。
 場所はモスクワ近く。時刻は土曜の夜。

 その晩、父娘そろって文化祭に参加。その戻りの運転中であった。
 プラダのオーナーは父親であった。
 娘はふだんは別の車を運転するのである。しかしその日はたまたま、親父の車をころがして帰宅することに。
 親父は別な場所に用事があって、別行動だった。

 29歳の娘は今年テレビに出演してウクライナ侵略を支持していた。』

マリウポリ市は露軍から7週間、砲爆撃を受け続けた。

マリウポリ市は露軍から7週間、砲爆撃を受け続けた。
https://st2019.site/?p=20138

『『エコノミクス』の2022-8-17記事「Armies are re-learning how to fight in cities」。
   マリウポリ市は露軍から7週間、砲爆撃を受け続けた。市長ドゥミトロ・クレバによると、1300棟の多層階ビルが、破壊されたそうである。衛星写真によっても、市街の半分が酷く損壊させられていることが確認できる。2-24前には人口40万人だったこの都市は、今ではその25%未満の住民しか、残っていない

 ※開戦直後に市街戦マニュアルをドヤ顔で発表したイラク帰りの米軍退役将校。まったく役に立たぬにも程があった。詳しいことは10月刊行予定の拙著で語るから、それを待っていてくれ。

 ※雑報によると、ロシアの戦車競技会に乗り込んだ中共製のMBTが、高速走行中に左側第一転輪がボッキリとアームから折れて外れてしまった。

 ※ドイツは、十五榴の砲身から発射することができるサボ弾「VULCANO」というのを持っている。自走砲の「PzH2000」だけでなく、イタリアがウクライナにくれてやった古い「FH-70」でも発射することが可能で、レンジはなんと70kmだという。この砲弾もウクライナに供給することが決まった。』

一般のロシア人たちの海外旅行をできるだけ不自由にしてやることは、現下、とても良いことだ。

一般のロシア人たちの海外旅行をできるだけ不自由にしてやることは、現下、とても良いことだ。
https://st2019.site/?p=20138

『カミル・グリーフ氏の2022-8-18記事。

   一般のロシア人たちの海外旅行をできるだけ不自由にしてやることは、現下、とても良いことだ。海外旅行できるロシア人は、ロシア国内でも一定の政治的な発言力を持っている。その集団に、経済がうまくいっていないと自覚させることが、ロシア国内改革の第一歩となるからだ。

 ……と同時に、20代以下の若いロシア青年が、ロシアを捨てて永久国外逃亡できるような「グリーン回廊」を西側世界が準備してやることは、もっと高踏な大戦略として、有望なのである。ウクライナ政府がこの心理戦略を組み立てられていないことは、残念なことだ。

 なぜロシア兵の大量投降が無いか? そのあとの「帰国」のことを考えれば憂鬱になるからだ。彼らはロシアには戻りたくないのである。その保証をウクライナ政府が与えようとしないのが、阿呆すぎる。

 「ウクライナで投降して捕虜になれば、この戦争が完全に終るまでロシアには帰国させないし、戦死したということにして、密かに西欧以外の第三国地域へ逃亡する手助けをしてやってもいいぞ」と謳う伝単を撒け。

 これで露軍は崩壊する。もちろん全員が投降することなどない。ホンの一部だ。だがその少数の者たちが投降して別IDを得て南米やアフリカであたらしい人生を送っているぞという事実が知れ渡ったときに、露軍内の「団結」はもはや維持できない。

 ロシアは現代まで残っている「植民地帝国」だ。ロシア域内の少数民族自治区は実質、ロシアの植民地である。これをすべて独立させることが、世界のためになる。それをしないかぎり、ロシアは何度でも世界の平和破壊者として復活するだろう。』

クリミアの飛行場を一掃したのはイスラエル製のSSMではないのか?

クリミアの飛行場を一掃したのはイスラエル製のSSMではないのか?
https://st2019.site/?p=20138

『トルコが盟邦のアゼルバイジャンからLORAシリーズをこっそり入手し、そのままこっそりとウクライナ軍に渡したとしたら?
 イスラエルとしては困ってしまい「パルチザンの仕業だ」説を流布するしかないだろう。

 クリミアに露海軍が居座ることはトルコにとっても不快だから、動機は十分だ。エルドアンもいまやウクライナに肩入れしていることを隠さなくなった。トルコ製の装輪装甲車がとっくに宇軍に引き渡されている。そもそもNATOだし。

 クリミア半島からは傀儡市長とその補佐たちが次々に露本土へ脱出を始めている。これも、トルコの旗幟が鮮明になったからかもしれない。

 ただし、パルチザン説でもストーリーは成立する。飛行場を時限爆弾でコマンドー攻撃できるほどなら、傀儡市町に対する自動車テロも実行容易だから。』

ロシア極右思想家ドゥーギン氏の娘、車爆発で死亡

ロシア極右思想家ドゥーギン氏の娘、車爆発で死亡
ウクライナ侵攻を後押し
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR212S80R20C22A8000000/

『【パリ=白石透冴】ロシアの著名思想家アレクサンドル・ドゥーギン氏の娘ダリア氏が20日、モスクワ郊外で運転していた自動車が爆発して死亡した。同国メディアが報じた。爆弾が仕掛けられた可能性があるという。ドゥーギン氏はプーチン大統領の外交政策に影響を与えるとされ「プーチン氏の頭脳」と呼ばれることもある人物だ。

爆発したのはドゥーギン氏の自動車で、同氏が狙われた可能性がある。ドゥーギン氏はロシアがロシア語圏を統一することなどを主張する極右思想家と指摘される。著作はロシア政府の強硬派に愛読され、プーチン氏が2014年、ウクライナ南部クリミア半島を併合し、東部を実効支配する決定を後押ししたとされる。一方、米メディアによると、娘のダリア氏はジャーナリストでロシアによるウクライナ侵攻を支持し、米国と英国による制裁対象になっていた。

ロイター通信によると、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は同国の関与を否定した。ロシア内部の勢力争いが背景にあるとの考えを示した。

一方、ロシア国防省は21日、ウクライナ南部オデッサを攻撃し、米国がウクライナに提供した高機動ロケット砲システム「ハイマース」の弾薬庫を破壊したと主張した。ロシアの補給経路はハイマースによる攻撃で大きな損害を受けているとされ、破壊を主張して戦果を強調する意図があるとみられる。

【関連記事】

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滝田洋一
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ひとこと解説

クルマに仕掛けられた爆弾で死亡、とFTなどは伝えています。映画「ゴッドファーザー」でマイケルがクルマに乗り込む寸前に、恋人が仕掛けられた爆弾で吹き飛ばされる。そんなシーンを地で行くような出来事です。何しろ、当初は父アレクサンドル・ドゥーギン氏も同乗の予定だったが、直前になって別のクルマに変えたというのですから。
そのドゥーギン氏は大ロシア主義を唱える歴史哲学者で、プーチン氏のウクライナ侵攻に大きな影響を及ぼした人物。帝政ロシア末期に皇帝一家を操った怪僧ラスプーチンになぞらえ、「プーチンのラスプーチン」と称されているといいます(BBC)。今回の事件が爆弾テロとすると、反撃の連鎖が気がかりです。
2022年8月21日 23:53 (2022年8月22日 0:31更新)

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https://www.nikkei.com/r123/?ak=https%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2Farticle%2FDGXZQOGR212S80R20C22A8000000&n_cid=DSPRM1AR08 』

プーチンロシアの黒幕アレクサンドル・ドゥーギン
https://wordpress.com/posts/http476386114.com?s=%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3

射程ミサイル、1000発規模の保有検討 政府

長射程ミサイル、1000発規模の保有検討 政府
対中国念頭に「反撃能力」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2117Y0R20C22A8000000/

『政府は開発中の長射程の巡航ミサイルについて保有数を1000発規模にする検討に入った。現時点で保有していない中国や北朝鮮に届く長射程のミサイルで、日本が攻撃を受けた場合の「反撃能力」を新たに確保する。軍事的圧力を強める中朝を念頭に整備する。

防衛省は2023年度予算案の防衛費の概算要求に、相手の攻撃圏外から撃ち込む長射程の「スタンド・オフ・ミサイル」の装備を盛り込む。必要額を示さない「事項要求」にする。
同ミサイルを実現するため国産巡航ミサイル「12式地対艦誘導弾」の射程を伸ばす。現在の百数十キロメートルを1000キロメートル超にする予定だ。中国や北朝鮮にも届く。反撃能力の保有を明示するための国家安全保障戦略の改定も与党と協議する。

日本を攻撃すれば地上の拠点や艦船に反撃を受ける可能性があると分かれば、他国は日本への攻撃をためらう。長射程のミサイルを多く保有するのは攻撃を予防する抑止力になる。

遠距離に飛ばせる弾道ミサイルと比べ、巡航ミサイルは命中精度が高い。相手の艦艇やミサイル発射拠点、戦闘機の基地などをピンポイントで打撃できる。防衛省は地上発射型だけでなく艦艇や戦闘機に搭載するタイプもつくる。

地上発射型の配備は26年度からの前倒しをめざす。艦艇や戦闘機に搭載する機種も含めて20年代の後半以降に本格的な量産に入るよう製造企業と調整する。

スタンド・オフ・ミサイルの開発では「極超音速誘導弾」の研究も進める。通常より速度が速く、相手側が迎撃しにくい。

ロシアはウクライナ侵攻の当初1カ月で1000発を超えるミサイルを撃ったとの分析がある。

防衛省によると中国は地上発射型で射程500~5500キロメートルのミサイルを弾道で1900発程度、巡航で300発ほど保有する。

米国はこの射程の地上発射型ミサイルを持っていない。中国に東アジアで対抗するうえで安全保障上の穴になる。米国は19年に米ロの中距離核戦力(INF)廃棄条約が失効するまで同ミサイルの保有が禁じられていた。

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・安保戦略改定で防衛力強化 浜田防衛相、米大使に伝達

ニューズレター https://regist.nikkei.com/ds/setup/briefing.do?n_cid=DSREA_newslettertop 』

米仏独英首脳、ウクライナ原発の安全確保へ電話協議

米仏独英首脳、ウクライナ原発の安全確保へ電話協議
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN213XT0R20C22A8000000/

『【ニューヨーク=大島有美子】米ホワイトハウスは21日、バイデン米大統領がマクロン仏大統領、ショルツ独首相、ジョンソン英首相とウクライナ情勢について電話協議したと発表した。ウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所について、早期に国際原子力機関(IAEA)の調査団を派遣することが重要との認識で一致した。ウクライナへの支援を継続することも確認した。

ロシアが占拠するザポロジエ原発近辺では爆発が相次いでいる。ウクライナや国連は同原発の非武装化を求めているが、ロシア側は応じていない。緊張が高まれば深刻な事故につながる恐れがある。ホワイトハウスの声明によると、4首脳は「原発近くでの軍事行動を回避する必要性がある」との認識を共有した。

ザポロジエ原発を巡っては、IAEAのグロッシ事務局長が19日、調査団派遣に向けて「当事者と活発に協議している」と述べた。4首脳は調査団の早期派遣の重要性について確認した。マクロン仏大統領はロシアのプーチン大統領とも19日に電話協議し、プーチン氏に原発の安全性への懸念を表明した。

21日の4首脳の協議では、イラン核合意の再建に向けた進捗や協力体制についても話し合った。

【関連記事】

・ウクライナ原発への調査団派遣 仏ロ首脳、重要性で一致
・IAEA事務局長、ウクライナ原発への調査団派遣を協議 』

米中間選挙、恣意的な選挙区割りが横行 無風区が増殖

米中間選挙、恣意的な選挙区割りが横行 無風区が増殖
米中間選挙 ポイントを読む②
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN063KG0W2A800C2000000/

『11月の連邦議会下院選では10年に1度の国勢調査を踏まえた新しい選挙区割りが適用される。多数派を握る州議会が自党に有利になるよう恣意的な線引きを主導する「ゲリマンダー」を巡って民主、共和両党は対立する。

19世紀のマサチューセッツ州知事ゲリーが都合よく区割りを改め、いびつな形状が怪獣サラマンダーに似ていたのにちなむ。

上院は州全体を選挙区とする一方、下院は州の人口に基づき議席を配分する。435ある選挙区から1人ずつしか当選できない単純小選挙区制を採り、区割り次第で勢力図が大きく塗り替わる。

たとえば、南部ノースカロライナ州「6区」では州議会多数派の共和党が2021年11月、民主党支持者が多い都市部の選挙区を分割するクラッキングを断行した。

世論調査分析サイト「ファイブ・サーティー・エイト」によると、以前の6区は民主党候補が支持率で21ポイントリードしていたが、足元で9ポイント差に縮まった。

共和党が10年の中間選挙で州議会の多数派獲得に力を入れ、党利優先の区割りを進めて対立が先鋭化した。恣意的な区割り変更は無風区を増殖させ、接戦区の減少を促す。

下院の選挙区で民主党が5ポイント以上離す選挙区は187、共和党は208で、互角の区は40にとどまる。今回の区割り前に比べ与野党が競り合う区は6つ減り、激戦区は全体の1割に満たない。候補者は支持層に響く政策に重点を置き、党派ごとの主張の隔たりが大きくなりやすくなる。

(ワシントン=坂口幸裕)』