北朝鮮、農作物に被害 長雨続き、住民退避も

北朝鮮、農作物に被害 長雨続き、住民退避も
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB16A2U0W2A810C2000000/

『【北京=共同】朝鮮半島で集中豪雨を伴った長雨が続き、北朝鮮でも農作物に被害が出ているもようだ。住民が退避しているとみられる場面も先週、中国側から目撃された。朝鮮中央通信は16日、降水量が多かった北西部平安北道などの農場を金徳訓首相が訪れたと伝えた。日時は不明だが、農作物の被害現場を視察した可能性もある。

新型コロナウイルス対策で貿易を絞っている北朝鮮で収穫が減れば食料が逼迫する恐れがある。

北朝鮮メディアは15日夕、平安北道などで大雨が降り、14日午後からの総雨量が270ミリ超に達する地域が出たと伝えた。平壌なども1時間に50ミリ超の豪雨に見舞われたという。

この雨が降る前の先週後半、中国・丹東から見える鴨緑江をはさんだ向かいの平安北道では、中州にある集落の周辺で川の水位が上がり畑が冠水していた。

周辺はそれまで数日晴れが続いていたが、鴨緑江上流で大雨になったとみられ、水位はさらに短時間で目に見えて上昇。集落周辺の道路が数時間の間に水をかぶって完全に通れなくなった。水に囲まれ孤立した中州からゴムボートで住民とみられる人々をピストン輸送する様子も見え、一層の増水に備え退避していたとみられる。

北朝鮮メディアは連日水害への「備え」の強化を求めているが、被害が出たとの報道はない。』