クリミア爆発、ウクライナ精鋭部隊が関与か 米紙報道

クリミア爆発、ウクライナ精鋭部隊が関与か 米紙報道
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB16BP30W2A810C2000000/

『米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は16日、ウクライナ南部クリミア半島で同日起きた爆発について、ウクライナ軍の精鋭部隊が攻撃に関与したと同国政府高官の話として伝えた。同半島はロシアが2014年に侵攻し、一方的に併合を宣言した。

【関連記事】ゼレンスキー氏「ロシア軍施設から離れて」 占領地住民に

クリミア半島では9日にもロシア軍の航空基地で爆発が起きた。ウクライナ側による破壊工作の可能性が指摘されていた。ウクライナ軍は同半島に続く南部で、ロシアの占領地域の奪還を急いでいる。今後も同半島の軍関連施設などで爆発が続く可能性がある。

ウクライナ側は攻撃への関与についてこれまで公式には認めていない。ゼレンスキー大統領は9日、ロシアとの戦争はクリミア半島から始まったとして「クリミアで終わる必要がある」と述べていた。
多様な観点からニュースを考える

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

上野泰也のアバター
上野泰也
みずほ証券 チーフマーケットエコノミスト
コメントメニュー

ひとこと解説

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアが14年に強制編入したクリミア半島の奪還を、本気で考えているのだろうか。報道によると、同大統領は8月15日、クリミア半島とその中心都市セバストポリ奪還に向けた諮問会議を設立する大統領令に署名した。米国から供与された高機動ロケット砲「ハイマース」などを活用しつつ、クリミアのロシア軍を揺さぶっているようである。むろん、将来浮上するとみられるロシアとの和平協議では、クリミア半島放棄をロシアは受け入れないだろうし、クリミア奪還に固執することは戦争をますます長引かせる恐れもある。それでも、当面の戦略として、兵員不足に悩むロシア軍の戦力を分散させる効果はある。
2022年8月17日 7:58 』