ロシアの4~6月GDP4%減 5四半期ぶりマイナス

ロシアの4~6月GDP4%減 5四半期ぶりマイナス
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR10DA60Q2A810C2000000/

『ロシア連邦統計局は12日、2022年4~6月期の国内総生産(GDP)が前年同期比で4.0%減(速報値)になったと発表した。マイナス成長は新型コロナウイルスの影響などで落ち込んだ21年1~3月期以来、5四半期ぶり。

ロシアが2月24日にウクライナへの侵攻を始め、欧米諸国などから受けた制裁が響いた。22年1~3月期は3.5%増で、21年10~12月期の5%増から減速基調に転じていた。

小売りや製造業などの幅広い業種で減速が目立った。ロシア経済発展省によると、4~6月期の小売り売り上げは9.8%減で、1~3月期(3.5%増)からマイナスに転じた。ウクライナ侵攻に伴って欧米企業撤退の動きが加速したほか、ブランド品などの購入が難しくなり、消費者の購買意欲が落ち込んだ。侵攻直後に比べると物価上昇は落ち着きつつあるものの、インフレ率は前年比で15%を超えている。

製造業では自動車が63.1%減と大幅に落ち込んだ。外資系自動車メーカーのロシア事業の停止や撤退の動きに加え、ロシアの自動車メーカーが欧米諸国からの経済制裁に伴って海外からの部品輸入がなくなり生産が停滞した。タバコは24.4%減で、木材加工製品は9.8%減だった。

経済制裁の影響で、22年下半期はロシアのGDPの減少幅が拡大する見通し。22年通年のGDP見通しについて、ロシア中央銀行は4~6%減少するとみている。ロシアの連邦政府歳入の4割程度を占める石油と天然ガスについて、欧米諸国の制裁の影響は出ているものの、輸出の減少が想定よりも緩やかなことなどから、7月に従来見通しを上方修正した。

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