イーロン・マスク氏、テスラ株9300億円相当を売却

イーロン・マスク氏、テスラ株9300億円相当を売却
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『【シリコンバレー=奥平和行】米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が9日までに、約69億ドル(約9300億円)に相当する同社株を売却した。マスク氏は米ツイッターの買収計画を撤回すると7月に表明したが、同社側は裁判で計画の実行を求めている。マスク氏は買収が不可避になった際に備えて、手持ちの現金を積み増すとしている。

9日に米証券取引委員会(SEC)に提出した報告書で明らかにした。同氏は約1億6300万株を保有し、QUICK・ファクトセットによると出資比率15.7%の筆頭株主だったが、今月5~9日にこのうち約790万株を売却した。

マスク氏は4月末にツイッターを総額440億ドルで買収することで同社と合意した。直後に80億ドル超のテスラ株を売却し、買収資金の一部にするとみられていた。この時点では「本日以降、テスラ株の売却予定はない」と説明した経緯がある。

今回の売却についてマスク氏はツイッターで、「起こってほしくないがツイッターの買収が避けられなくなり、さらに外部投資家から資金調達ができなかった場合でも、テスラ株を急いで売却しなくてすむようにすることが重要だ」と説明した。ツイッター利用者から買収が必要なくなった際は再びテスラ株を購入するか問われると、「その通りだ」と答えた。

マスク氏はツイッターの買収で同社と合意していたが、利用者数に関する同社の説明が不十分なことなどを理由に7月8日に撤回すると通知している。ツイッターは一方的な撤回を不服として同月12日にマスク氏を提訴し、当初の条件で買収を完了させることを求めた。マスク氏側も反訴し、10月に審理を予定している。

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