フィリピン大統領「米比関係の強化継続」 米国務長官に

フィリピン大統領「米比関係の強化継続」 米国務長官に
マニラで会談
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM0613V0W2A800C2000000/

『【マニラ=志賀優一】フィリピンのマルコス大統領は6日、マニラを訪問したブリンケン米国務長官と会談した。中国による台湾周辺での軍事演習やロシアのウクライナ侵攻などを受け「全ての変化に直面し、米国とフィリピンとの関係強化を継続する」と語った。6月末に就任したマルコス氏は前政権と比べ対米関係を重視する姿勢を鮮明にした。

ブリンケン氏は「我々は相互防衛条約を締結しており、共通の困難があっても連携していく」と語った。同氏が国務長官としてフィリピンを訪問するのは今回が初めてという。

フィリピンは米国と軍事同盟関係にあるが、ドゥテルテ前大統領は米国と距離を置いた。一時はフィリピンにおける米軍の活動を認める「訪問軍地位協定(VFA)」の存続も危ぶまれた。

マルコス氏は会談で「米比の特別な関係と両国の歴史から、我々はとても密接だ」と強調し、前政権の外交姿勢を修正している。マルコス氏は訪米とバイデン米大統領との会談も調整を進めているという。

マルコス氏は、ペロシ米下院議長の台湾訪問後に中国が台湾周辺で軍事演習を実施したことについて「訪台が対立の激しさを高めたとは思わない」と言及。米国が台湾海峡の緊張を高めたわけではないとする米側の主張に理解を示した。

ブリンケン氏は同日午後、フィリピンのマナロ外相との共同記者会見で「台湾海峡の平和と安定を維持することは台湾だけでなく、フィリピンやほかの国にとっても重要だ」と、中国による軍事演習を非難した。』