いろいろな分析、報告を比較検討して考えるに、露軍が喪失した戦車は875両くらいだろう。今のところ。

いろいろな分析、報告を比較検討して考えるに、露軍が喪失した戦車は875両くらいだろう。今のところ。
https://st2019.site/?p=20059

 ※ 今日は、こんなところで…。

『Dr Colin Robinson 記者による2022-8-3記事「T-62s for Russian reserve units in Ukraine」。

    下車歩兵を支援するための何らかのAFVが今も将来も必要であることは、誰も疑っていない。

 『ミリタリーバランス2022』は、今次戦争前の露軍の「稼動する」戦車は2930両だったと見積もっている。

 いろいろな分析、報告を比較検討して考えるに、露軍が喪失した戦車は875両くらいだろう。今のところ。

 ウクライナ軍は大きな数字を発表しているが、これは兵隊の報告をぜんぶ鵜呑みにしているので過大である。バトルオブブリテンのさなか、1940-9-15に、RAFは、175機から185機のドイツ機を撃墜したと発表したものだ。WWII後になってドイツの記録を確かめたら、じっさいに墜ちたのはその「三分の一」であった。

 こういうときは、Oryxのような独立系の数値が信用に値する。Oryxの推定値はいまのところ、7割から8割、正確である。

 ところで露軍がひっばり出してきた「T-62」の車内の弾薬搭載はどうなっているのだろうか。『ジェーン』の1986年の主力戦車の冊子によれば、当時は、115ミリ砲弾を40発、積み込んでいた。そのうち16発は車体の最前方部に置いた。

 ※イスラエル軍は、T-62の操縦席の横を狙ってこっちの戦車砲を当てると、内部で弾薬が誘爆することを掴んでいた。

 ミリバラを出しているIISSの見積もりでは、ロシアには野ざらしの予備戦車が、T-72×7000両、T-80×3000両、T-90×200両あるが、それらの整備状態は悪く、まとまった数を現役復帰させることは不可能であると。

 最新の衛星写真解析で、この数字も大きすぎたと分かってきた。野ざらし戦車の総数が6000両。そのうち現役復帰可能なのは3000両。それも部品があればの話でじっさいには部品がない。

 ※アゼルバイジャン軍がアルメニア軍砲兵を迫撃砲で精密攻撃しているドローン撮影動画がSNSに出た。監視の露軍がいなくなったので戦争が再開したのだ。セルビアとコソボもまた一触即発状態。

 ※ロイタリングミュニションの自爆ダイブや、マルチコプターからのミニ爆弾投下が常態化したので、いよいよ歩兵の塹壕の掘り方を根本から変える必要が生じてきているように思う。塹壕線の長さは長い方がいいが、上から見えるその地表面の「幅」は限度ギリギリまで狭くしないとこれからはもうダメだ。地中深くなるにしたがって幅が拡張するような掘り方をすべし。排土は、どこかに盛り上げると上から目立つので、肥料撒きマシーンのように広範囲にぶちまけて、塹壕線がぼやけるようにするのがよいかもしれない。そのような特殊な散兵壕掘りに特化した重機が、すべての歩兵部隊に随伴しているのが望ましい。たとえばそれを、弾薬運搬用のトラックのユニックのクレーンの先に――吊り下げ式に――取り付けられるコンパクトな機械で、なんとか実現できないものだろうか? 研究すべし! 』

「台湾守る決意示した」ペロシ氏、訪問成果強調

「台湾守る決意示した」
ペロシ氏、訪問成果強調
https://nordot.app/927675082611146752?c=39546741839462401

『【ワシントン共同】米下院議長による25年ぶりの台湾訪問を終えたペロシ氏は3日、声明を発表し、訪台は「米国の台湾との連帯を強く打ち出すメッセージだ」とし、中国の軍事圧力に直面する中で「台湾の自由を守る米議会の決意を示した」と成果を強調した。

 ペロシ氏は「専制主義から民主主義を守る上で米国が台湾の人々に連帯を示すことは、かつてなく重要だ」と指摘した。

 中国による妨害で台湾が世界保健機関(WHO)など国際機関の会合に参加できなくなっていると批判した。』

国連、捕虜施設爆発調査へロシア民間軍事会社の関与説も

国連、捕虜施設爆発調査へ
ロシア民間軍事会社の関与説も
https://nordot.app/927745913668878336?c=39546741839462401

『【ニューヨーク、キーウ共同】国連のグテレス事務総長は3日の記者会見で、ウクライナ東部ドネツク州のウクライナ人捕虜収容施設で起きた爆発を巡り、事実関係を確認する調査団を派遣すると表明した。約50人が死亡した爆発では、ロシアとウクライナが互いの責任を唱え、国連に調査を求めた。ウクライナ側は3日、ロシアの民間軍事会社の関与を主張した。

 グテレス氏は「何が起きたのかを検証するため、両国が施設へのアクセスやデータの提供を認めることを願う。事案を非常に深刻にとらえている」と述べた。両国と調査団の詳細について協議し、人選を進めるという。』

ウクライナ軍、南部で攻勢 ゼレンスキー大統領「ロシア優位まだ崩せず」

ウクライナ軍、南部で攻勢 ゼレンスキー大統領「ロシア優位まだ崩せず」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080300925&g=int

『【リビウ(ウクライナ)時事】ウクライナ軍が南部で攻勢を強めている。ロシアが占領するヘルソン州の高官は2日、これまでに53カ所の集落を奪還したと明らかにした。米国が供与する高機動ロケット砲システム(HIMARS)が威力を発揮しているもようだ。ただ、ゼレンスキー大統領はビデオ演説で「大砲や人員の面でロシア軍の優位を完全に崩すことはできていない」と語り、引き締めを図った。

ドネツク州から強制避難開始 南部で53集落奪還―ウクライナ

 英国防省の3日の戦況報告によると、ウクライナ軍がヘルソン州で、ロシア軍の弾薬を載せた列車を攻撃したため、ヘルソンとクリミア半島を結ぶ鉄道が稼働していない可能性が高い。同省は「ロシア軍は数日で線路を修復できるとみられるが、クリミア半島からヘルソンへの補給路は攻撃を受けやすい状態のままだろう」と指摘した。

 また、激戦地の東部ドネツク州では、ゼレンスキー大統領が先月末に発表した住民の強制避難が2日、始まった。130人以上が列車で中部クロピブニツキーに到着。ウクライナ政府は冬が到来する前に避難を完了したい考えだ。

 ロシア軍の攻撃はウクライナ南部や東部に集中している。だが、西部リビウ州の軍事施設にも2日夜、巡航ミサイルが着弾。対空ミサイルシステムが破壊されたものの、負傷者はいなかったという。

 一方、米財務省は2日、対ロ追加制裁を発表。ロシアのプーチン大統領と愛人関係にあるとされる五輪金メダリストの同国元新体操選手アリーナ・カバエワ氏らを対象に指定した。 』

OPECプラス、小幅増産で合意 9月から日量10万バレル

OPECプラス、小幅増産で合意 9月から日量10万バレル
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080300786&g=int

『【ロンドン時事】石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は3日、オンラインで閣僚級会合を開き、9月に日量10万バレルの追加増産を行うことで合意した。ロシアによるウクライナ侵攻の影響で原油価格が高止まりする中、米国などの要求に応じた形だが、小幅の増産で価格を押し下げられるかは不透明だ。
ロシアは「重要なパートナー」 原油市場安定化で―サウジ外相

 OPECは声明で「余剰生産能力は極めて限られており、慎重に活用する必要がある」と小幅の増産にとどめた理由を説明した。9月の生産目標は20カ国合計で日量4395万5000バレルとなる。

 原油先物相場は3月に一時1バレル=130ドル超と、約13年8カ月ぶりの高値に上昇。その後も100ドル前後の高い水準が続いている。世界的な物価高の主因となっており、バイデン米大統領は7月中旬にサウジアラビアを訪問した際、増産を要請したとみられる。 』

英議会、TikTok閉鎖 中国の影響懸念

英議会、TikTok閉鎖 中国の影響懸念
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080400129&g=int

『【ロンドンAFP時事】英議会の報道官は3日、短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」のアカウントを閉鎖したと明らかにした。中国のIT大手「字節跳動(バイトダンス)」がアプリを運営しているとして、英議員らが懸念を示したことに対応したという。

 議会は、若者が議会に関するコンテンツを利用できるようにする取り組みとして、ティックトックを試験的に導入した。報道官は「議員の反応に基づいて、計画よりも早く閉鎖する」と語った。

 今回の動きは、中国の人権問題をめぐる批判的な発言を理由に、同国から制裁を科された議員らが主導。ダンカンスミス元保守党党首はアカウント閉鎖を歓迎した上で「ティックトックを使わないことについて国民と対話を始める必要がある」と話した。 』

米政権の関与強化に期待 ペロシ下院議長訪問―台湾専門家

米政権の関与強化に期待 ペロシ下院議長訪問―台湾専門家
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080301204&g=int

『【台北時事】中国が軍事的対抗措置を強める中で、ペロシ米下院議長の訪問決行は台湾にとってどのようなメリットがあったのか。外交・安全保障が専門の郭育仁・中山大教授は、ペロシ氏の訪台の動機について「米政府の外交政策の重点をインド太平洋地域に戻す意図があった」と解説。今回の訪台がバイデン政権の台湾関与強化につながることに期待感を示した。

米中関係、深刻な危機も 軍事衝突「双方望まず」―米専門家

 郭氏は、ペロシ氏の訪台の背景には、最近のバイデン大統領の対中政策に対する党派を超えた議員の「強い不満」があると分析する。バイデン氏は、中国の習近平国家主席との電話会談や首脳会談を積極的に模索。その目的は「ウクライナ戦争を一段落させるため、ロシアに対する態度について習氏とコンセンサスを得ること」だが、多くの議員は中国との合意形成に懐疑的だ。

 また、郭氏は2018年に米議会で成立した、高官往来を促進する「台湾旅行法」に基づきペロシ氏が訪台したことを評価。「下院議長が来たことで、同法を活用した相互交流が活発化するのは良いことだ」と述べた。

 訪台をめぐる中国による軍事的圧力の強化に関しては「共産党の内部向けに強烈な対抗措置が必要だが、やり過ぎれば対米関係が深刻化する」と指摘。秋の党大会を目前に対米関係を悪化させることは習氏にとって得策ではなく、軍事衝突には至らないとの見方を示した。 』

筋金入りの対中タカ派 台湾訪れたペロシ氏

筋金入りの対中タカ派 台湾訪れたペロシ氏
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080300690&g=int

『【ワシントン時事】中国のかつてないほどの威嚇にもかかわらず台湾訪問を決行した米民主党のペロシ下院議長は、米政界でも筋金入りの「反中派」として知られる。若手議員の時期から中国の人権問題を糾弾し、中国政府をいら立たせてきた逸話は数知れない。

台湾への関与「放棄せず」 米下院議長、蔡総統と会談―25年ぶり訪問に中国反発

 ペロシ氏は天安門事件から2年後の1991年、北京の天安門広場を訪問。「中国の民主主義のために亡くなった方々へ」と書かれた横断幕を掲げ、共産党体制による民衆弾圧を批判した。2008年には、インドでチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と会談した。

 中国政府によるウイグル族迫害をめぐっては昨年、北京冬季五輪に政府高官を派遣しない「外交ボイコット」を各国首脳に呼び掛けた。今年7月、米紙ポリティコのインタビューで「商業的利益を理由に人権侵害に立ち向かうことができないなら、人権について発言するあらゆる道徳的権威を失う」と語っている。

 ホワイトハウスの懸念を押し切って訪台したのは、11月に控えた中間選挙も影響しているとみられる。複数の米メディアは、下院で与党民主党の過半数割れを予想。82歳と高齢のペロシ氏が下院議長という重要な立場で台湾を訪れる機会は、今回が最後という見方があった。

 ペロシ氏は40年、東部メリーランド州ボルティモア生まれ。87年、西部カリフォルニア州のサンフランシスコ市を擁する選挙区で下院議員に初当選し、現在18期目。07年、女性で初めて下院議長に就任し、11年に退任後、19年に議長に返り咲いた。夫ポールさんとの間に5子をもうけ、9人の孫を持つ。 』

台湾威嚇、対米は「寸止め」 島囲む6カ所で軍事演習へ―中国

台湾威嚇、対米は「寸止め」 島囲む6カ所で軍事演習へ―中国
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080301052&g=int

『【北京時事】ペロシ米下院議長の台湾訪問に反発する中国は3日、台湾への軍事的威嚇を強めた。ただ習近平政権は米中関係を安定させたいのが本音で、現段階では米側への圧力を衝突には至らないぎりぎりの線に「寸止め」している。

米中関係、深刻な危機も 軍事衝突「双方望まず」―米専門家

 ペロシ氏が台湾に到着した2日夜、中国は外務省、国防省など5機関が訪台を非難する文書を矢継ぎ早に発表し、強い憤りを示した。東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議のためカンボジア入りした王毅国務委員兼外相はメディアに対し、ペロシ氏訪台を「徹頭徹尾の茶番だ。火遊びする者にいい結末はなく、中国を侵犯した者は必ず罰を受ける」と批判した。

 新華社通信によると、中国軍は4日正午から7日正午まで、台湾周辺6カ所の海空域で軍事演習や実弾射撃を実施。船舶や航空機が演習区域に入らないよう求めている。

 台湾メディアは演習区域に関し、台湾を取り囲むように軍事基地の沖合に設定され、「3日間の台湾封鎖に近い」と伝えた。中国が周辺海域で軍事演習を行った1995~96年の台湾海峡危機と比べ、今回は演習区域に台湾東部沖も加わり、6カ所同時という点でも異例。中国軍東部戦区は既に2日夜から海空合同演習を始めており、台湾東部ではミサイル試射も行っている。

 対台湾に比べ、米国への中国軍の威嚇行動は限定的だ。共産党機関紙系の環球時報で編集長を務めた著名論客の胡錫進氏はSNSで、ペロシ氏が訪台すれば搭乗機の進路を中国軍機が妨害し、「撃ち落としても構わない」と主張していた。

 ペロシ氏の台湾到着直前、中国メディアは中国軍のSU35戦闘機が台湾海峡を飛行中だと一斉に速報。しかし方角などの続報はなく、ペロシ氏の搭乗機へ接近を図ったのかは明らかでない。

 中国は米国との直接対決を避けながら、大規模演習などで台湾への威圧を高める機会にペロシ氏の訪台を利用しようとする思惑も透ける。7月下旬のフォーラムで清華大学台湾研究院の巫永平院長は、ペロシ氏が訪台すれば中国は反撃し、「必ず台湾海峡の現状を変え、統一プロセスを推進することになる」と予告していた。』

米中関係、深刻な危機も 軍事衝突「双方望まず」―米専門家

米中関係、深刻な危機も 軍事衝突「双方望まず」―米専門家
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080300698&g=int

『【ワシントン時事】2日のペロシ米下院議長の電撃的な台湾訪問を受け、米中対立の激化は避けられない情勢となった。中国による軍事的挑発への懸念が強まる中、今回の訪台が米中の軍事衝突に発展する可能性はあるのか。米専門家3人に話を聞いた。

世界経済に波乱のリスク ペロシ氏訪台、日本にも影響

 米シンクタンク「ランド研究所」のティモシー・ヒース防衛リサーチャーは「米中関係は深刻な危機に陥る可能性がある」と指摘。「中国が台湾付近での軍事演習や挑発的な軍用機の飛行などを行う」と予想した。ただ、「中国も米中関係の安定を望んでいる。ペロシ氏の乗る航空機を撃墜したり、何らかの戦争を起こしたりすることはないだろう」との見方を示した。

 米ジャーマン・マーシャル財団のディレクター、ボニー・グレイザー氏は「今回の訪台は、一触即発の状況を軍事衝突の危機にエスカレートさせる一種の火花となり得る」と警戒。「中国の指導者は対米戦争を避けたいだろう。それでも、ペロシ氏の航空機を脅かしたり、台湾上空を軍用機が飛行したりするなどの挑発に出るかもしれない」と予測した。
 米マサチューセッツ工科大(MIT)のテイラー・フラベル教授は「中国が具体的に何をするかは予測できない」と強調。「中国の経済状況や(今秋に控える)共産党大会を考慮すると、中国は現時点で大きな危機を望んでいるわけではない。しかし、台湾に関する『譲れない一線』をこれ以上損なわれることも望んでいないだろう」と述べた。 』

JPX日経400大引け 続伸 6.26ポイント高の1万7372.68

JPX日経400大引け 続伸 6.26ポイント高の1万7372.68
https://www.nikkei.com/article/DGXZASFL04HU6_U2A800C2000000/

『4日のJPX日経インデックス400は続伸した。終値は前日比6.26ポイント(0.04%)高の1万7372.68だった。前日の米株高を受けて投資家心理が上向き、東京市場でも買いが優勢だった。外国為替市場での円安も支えとなった。第一三共や東エレクが上げ、トヨタやZHDが下げた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕』

世界経済に波乱のリスク ペロシ氏訪台、日本にも影響

世界経済に波乱のリスク ペロシ氏訪台、日本にも影響
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080301040&g=int

『【北京、ワシントン時事】ペロシ米下院議長の台湾訪問は、世界経済が波乱に見舞われるリスクを高めそうだ。猛反発した中国は即座に台湾への経済的圧力を強化。米国に報復措置を発動すれば、経済規模で世界トップの米国と2位の中国の分断が深まるのは必至だ。日本にとっても深刻な打撃が避けられない。

中国、台湾向け砂輸出停止 ペロシ氏めぐり制裁か

 ペロシ氏訪台に絡み、中国が予告した軍事演習の海域には台湾2大港の沖合が含まれている。台湾付近を通る海上、航空の貨物輸送に支障が出れば、台湾が世界シェアの9割を握る最先端半導体のサプライチェーン(供給網)が混乱し、日本の貿易にもエネルギーや食料の調達を含め甚大な影響が及ぶ。

 中国は、経済力を相手国に対する威圧の「武器」にする姿勢を強めてきた。ペロシ氏訪台に際し、台湾の食品企業からの輸入を禁止。3日には台湾への建設資材の輸出停止を打ち出した。安全保障上の脅威と見なす外国企業との取引を規制できる「輸出管理法」などを盾に、米国や同盟国にも報復する可能性がある。

 米中間では対立激化により貿易協議の本格再開が遠のきそうだ。米メディアは、電気自動車(EV)用電池の世界最大手、中国・寧徳時代新能源科技が北米工場の新設計画発表を見合わせると報じた。バイデン米政権は対中制裁関税の一部撤回を検討するなど、歩み寄りの姿勢を見せてきたが、先行きは不透明になった。

 2日の米株式相場は、米中関係悪化への警戒感が広がり下落した。外国為替市場でも、比較的安全な資産とされる円を買う動きが強まり、一時、大幅な円高・ドル安が進むなど、金融市場は神経質になっている。

 国際通貨基金(IMF)は先月発表した世界経済見通しで、今年の世界全体の成長率を3.2%と、4月時点の3.6%から下方修正した。ウクライナ情勢をめぐる不透明感に、米中対立の重荷が新たに加われば、各国の成長にさらなるブレーキがかかる。 』

ASEAN、米議長訪台に衝撃 外相会議で急きょ協議

ASEAN、米議長訪台に衝撃 外相会議で急きょ協議
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080301029&g=int

『【プノンペン時事】ペロシ米下院議長の台湾訪問は、カンボジアで一連の外相会議を開催している東南アジア諸国連合(ASEAN)にも衝撃を与えた。4~5日の会議にはブリンケン米国務長官と中国の王毅国務委員兼外相が加わる予定で、台湾問題が主要議題に急浮上した。

 台湾海峡で緊張が高まれば、ASEANの安全保障に影響を及ぼしかねない。台湾問題は3日のASEAN加盟国による外相会議で急きょ議題となり、突っ込んだ議論が展開されたもようだ。

 外相会議の議長スポークスマンを務めるカンボジアのクン・ポアク外務次官の定例記者会見では、台湾問題に関する質問が相次いだ。次官は「全当事者が緊張を助長する行動を取らないよう望む」と述べ、建設的対話による問題解決を促した。

 加盟国の中でも中国との関係が深いラオスは「『二つの中国』の状況をつくろうとするあらゆる意図に反対する」との外務省報道官声明を出し、「緊張をもたらす挑発的行動」に懸念を示した。

 ASEAN外交筋は「ASEANは議長の訪台に驚いている。加盟国は地域の緊張を高める訪台は控えるべきだったと考えている」と解説した。』

ペロシ議長訪台を非難 反米のキューバとベネズエラ

ペロシ議長訪台を非難 反米のキューバとベネズエラ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080400197&g=int

『【サンパウロ時事】カリブ海の島国キューバのディアスカネル大統領は3日、ペロシ米下院議長の台湾訪問に関して、「中国の領土の一体性と主権を傷つけようとする行動を断固否定する」と非難する声明を発表した。南米ベネズエラの外務省も同日、「一つの中国」原則への支持を改めて表明した上で、ペロシ氏の行動を「内政干渉だ」と批判した。キューバとベネズエラの左派政権は長らく米国と鋭く対立している。 』

米原油急落、90ドル台 ウクライナ侵攻後の安値

米原油急落、90ドル台 ウクライナ侵攻後の安値
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080400212&g=int

『【ニューヨーク時事】3日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国内の在庫増加などが売り材料となり、大幅反落した。米国産標準油種WTIの終値は前日比3.76ドル(4%)安の1バレル=90.66ドルと、ロシアによるウクライナ侵攻開始後の安値を付けた。

 この日発表された米国の週間統計で、原油とガソリンの在庫が市場予想に反して増加した。ガソリン消費が増える夏の行楽の最盛期にもかかわらず在庫が増えたことで米国内の需給の緩みが意識され、売りが広がった。 』

北欧2国のNATO加盟承認 圧倒的賛成多数で議定書批准―米

北欧2国のNATO加盟承認 圧倒的賛成多数で議定書批准―米
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080400277&g=int

『【ワシントン時事】米上院は3日、フィンランドとスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を賛成95、反対1の圧倒的多数で承認した。北欧2カ国の正式加盟に向け、加盟議定書の批准手続きが各国で進んでいる。』

ペルー、トレス首相が辞任表明 カスティジョ政権4人目

ペルー、トレス首相が辞任表明 カスティジョ政権4人目
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN03DIH0T00C22A8000000/

『【サンパウロ=宮本英威】南米ペルーのトレス首相は3日、辞任を表明した。ツイッターに投稿したカスティジョ大統領宛ての書簡では「個人的な理由」と記した。2021年7月に発足したカスティジョ政権は不安定な状況が続いている。トレス氏は4人目の首相で、今後は5人目となる首相を選任することになる。

弁護士出身のトレス氏は政権発足当初は法務・人権相を務めており、22年2月から首相に就いていた。カスティジョ氏と近い関係で知られているが、閣僚との意見の不一致も報じられていた。

カスティジョ氏は6月末、大統領選出馬時に所属していた急進左派の政党ペルー・リブレから離党した。セロン党首は急進的だが、カスティジョ氏は党内では穏健派に位置づけられるため、政権発足当初から対立が続いていた。

カスティジョ氏には5件の汚職疑惑があり、検察の捜査が進んでいる。議会で野党との対立も深刻で政策が滞っている。』

韓国、日本からの「ビザなし観光」一時再開 8月末まで

韓国、日本からの「ビザなし観光」一時再開 8月末まで
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM039CS0T00C22A8000000/

『【ソウル=甲原潤之介】韓国政府は8月末までの期間限定で、日本からの観光目的の入国者に対しビザを免除する。ビザなしで日本の観光客を受け入れるのは新型コロナウイルスの感染拡大で入国を制限した2020年3月以来、およそ2年半ぶり。台湾とマカオからの観光客にも同様の措置をとる。

ソウル市が3日、発表した。これまで日本人が観光目的で韓国に入るには在日韓国大使館などでビザを取得する必要があった。ソウル市によるとビザの発給に3~4週間以上かかり、観光の支障になっていた。

4日以降は出発の72時間前までにインターネットで電子旅行許可を申請し、許可を受ければビザがなくても入国できるようになる。

韓国は既に100カ国以上を対象にビザなし観光を再開している。日本は韓国からの観光客にビザ取得を求めているため、韓国も相互主義の原則からビザなしでの観光客の受け入れを再開していなかった。

8月中旬に予定するソウルでの観光イベントへの誘客を理由に、韓国が日本に先行して一方的にビザ免除に踏み切った。』

スリランカ大統領、IMFとの支援交渉「8月中に再開」

スリランカ大統領、IMFとの支援交渉「8月中に再開」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM038NS0T00C22A8000000/

『【ムンバイ=花田亮輔】スリランカのウィクラマシンハ大統領は3日の議会演説で、経済再建に向けた国際通貨基金(IMF)との協議について「8月中に再開する」との見通しを明らかにした。対外債務の返済に行き詰まっている同国はIMFに金融支援を要請しているが、政府に対する抗議活動の激化で7月にラジャパクサ前大統領が辞任に追い込まれるなど混乱が続いていた。

かねて経常収支の赤字に直面してきたスリランカは、4月に経済再建のメドがつくまで対外債務の返済を一時停止すると発表した。6月にはIMFの代表団が同国を訪れ、金融支援について政府関係者らと協議を実施していた。

ロイター通信によると、ウィクラマシンハ氏は3日の演説で「近くIMFに債務再編計画を提出する」と表明した。「大統領は王や神である必要はない」とも述べ、大統領権限を縮小する憲法改正に前向きな姿勢も示した。

スリランカでは経済危機をきっかけに、政府の要職を一族で占めてきたラジャパクサ前政権に対する不満が高まった。7月には抗議デモ隊が大統領公邸などを一時占拠し、ラジャパクサ氏は国外に脱出して大統領を辞任した。首相などを務めてきたウィクラマシンハ氏が、同月20日に議会投票で新大統領に選出されていた。

同国では新型コロナウイルスにより観光業が低迷し、外国人観光客の減少で外貨準備高が急減した。ロシアのウクライナ侵攻に伴う国際商品市況の悪化なども重なり、輸入品を中心とした生活必需品の不足や高騰が続いている。主な指標であるコロンボ消費者物価指数の7月の上昇率は、前年同月比で60.8%を記録していた。

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