韓国の7月消費者物価6.3%上昇 2カ月連続の6%超え

韓国の7月消費者物価6.3%上昇 2カ月連続の6%超え
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM0157O0R00C22A8000000/

『【ソウル=恩地洋介】韓国政府が2日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月と比べ6.3%上昇した。上昇率が6%を超えたのは2カ月連続。アジア通貨危機に見舞われた1998年11月以降で最も高い上げ幅となった。

2021年に2~3%の上昇率で推移していた韓国のCPIは、22年3月(4.1%)から急速に上げ幅を広げた。6月は6.0%と約24年ぶりの高水準を記録し、7月はさらに上昇した。

項目別にみると、電気水道ガス(15.7%)、工業製品(8.9%)、農畜水産物(7.1%)などが軒並み上昇した。統計庁は「工業製品とサービス価格の上昇が続く一方、農畜水産物や電気・ガス料金の上げ幅も拡大した」と指摘した。

韓国銀行(中央銀行)の李桓碩(イ・ファンソク)副総裁は2日の会議で「当面は6%を上回る物価上昇が続くと予想される」との見通しを示した。韓銀は利上げで物価高を抑制しようとしている。7月13日の金融通貨委員会では、政策金利を通常の2倍となる0.50%引き上げ年2.25%とした。

急速なインフレは市民生活を直撃し、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の支持率低下の要因ともなっている。韓国ギャラップの調査によると、尹氏の直近の支持率は28%と、就任3カ月足らずの段階としては異例の低さだ。』