ロシア、24年以降もISS協力 離脱時期未定と国営企業

ロシア、24年以降もISS協力 離脱時期未定と国営企業
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB29CZP0Z20C22A7000000/

『ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスのボリソフ社長は29日、日米欧などと協力している国際宇宙ステーション(ISS)計画からの離脱の時期はまだ決まっていないと述べ、現在の運用期限として国際的に合意された2024年以降もISSを巡り協力を続ける考えを示した。ロシア国営テレビのインタビューに応じた。

ロシアのウクライナ侵攻による欧米との関係悪化がISSでの協力にも悪影響を及ぼすことが懸念されたが、2年後の完全な離脱はひとまず回避された形となった。

ボリソフ氏は今月26日、24年の後にISSの枠組みを離れ、ロシア独自の宇宙ステーション建設に注力するとプーチン大統領に報告。同年でISS計画から離脱すると受け止められていた。

29日のインタビューでボリソフ氏は「24年の後に離脱のプロセスを始めると言っただけだ」と釈明。実際の離脱の時期については「ISSの稼働状況による」と述べた。宇宙での国際協力に政治は入り込むべきではないとも強調した。

ISSについて米国は共同運用期間を30年まで延長するよう各国に働きかけている。ロシア離脱の可能性について米航空宇宙局(NASA)のネルソン局長は26日「どの国からもまだ(今後の運用に関する)決定は聞いていない」としていた。(共同)』