陸軍大国ポーランド爆誕

陸軍大国ポーランド爆誕 : 机上空間
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『ポーランドという国があります。東欧の国家ですが、地政学上の問題で、常に外部から侵攻されて、支配されるという事を繰り返してきた地域です。国として成立していても、歴史上の殆どの時代で、他国の属国としての扱いを受けてきました。つまり、収奪の対象です。その為、基本的に貧しく、今でも国家財政の多くを、国民の出稼ぎで賄っている国家です。

しかし、この国がロシアのウクライナ侵攻を受けて、真剣に軍事国家として自己を作り変える体制に入っています。現在、ウクライナ難民が、最も入り込んでいるのが、隣国のポーランドです。文化的にも近く、共に旧ソ連の圧政に苦しんでいた歴史があるので、非常にウクライナに対してシンパシーを感じている国です。

もともとが旧ソ連体制下の衛星国だったので、国防軍の持つ戦車は、殆どがソ連製です。ソ連崩壊後は、アメリカからも購入していますが、何しろ支配されていた期間が長いので、500両程のソ連製の戦車を保有しています。その戦車を、丸ごとウクライナへ提供する事を決めました。ウクライナも旧ソ連の支配を受けていたので、国防軍の軍人はソ連製兵器は操れますが、それ以外の兵器は、習わないと操縦できません。それゆえ、ポーランドがストックしていたソ連製兵器を、全て放出した形です。

その代わりに、ポーランドへは、アメリカ製の戦車、韓国製の戦車が提供されます。また、ロシアの脅威が明確になった事で、ポーランドは軍事費を国家予算の5%まで引き上げ、戦車1000両体制を築く事を決定しました。つまり、ロシアがウクライナ侵攻した事で、東欧のど真ん中に、新しめの戦車を揃えた陸軍大国が誕生した事になります。その敵意は、明確にロシアに向いています。

恐らく、今回の侵攻で、多数の新しめのロシア製戦車が破壊されたので、数で比較すると、戦車を引き渡した後のウクライナの使い物になる戦車の数では、数が逆転したのではないかと思われます。存在していても、補修部品が無かったり、壊れたりで事実上機能しないロシア軍の戦車を除くと、戦場で機能する戦車の数は、確実に拮抗しているでしょう。

ポーランドと言えば、悲劇の民族の歴史しか無いのですが、窮鼠猫を噛むのごとく、二度と侵略させないという意志の下で、ヨーロッパ有数の陸軍大国として、生まれ変わりつつあります。周辺のバルト三国も、対ロシアという立場では、結束が堅いので、フィンランドがロシアと対決姿勢を明確にして、NATO参加を表明した事もあり、ロシアは圧力をかける存在から、圧力をかけられる存在へ転落したと思われます。』