米下院議長の台湾訪問 政府高官「本人の決定に委ねる」

米下院議長の台湾訪問 政府高官「本人の決定に委ねる」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN270CZ0X20C22A7000000/

『【ワシントン=中村亮】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は26日、記者団に対してペロシ下院議長の台湾訪問計画をめぐり「下院議長が訪問を決める」と述べた。バイデン政権内に中国の反発を懸念して訪台に慎重論が出ているとされるが、ペロシ氏に最終決定を委ねるとした。

カービー氏は「ペロシ氏が外国を訪れる場合は環境に応じた(安全に関する)情報を日常的に提供している」と説明。政権が数日前に台湾の関連情報をペロシ氏に伝えたと認めた。中国はこれまでも米国の要人による訪台に反発してきたが、関係者によるとペロシ氏の訪台計画に対しては水面下でこれまでよりも強硬に反対している。

カービー氏は大統領職の継承について下院議長が副大統領に次ぐ立場にあると触れて「外国訪問時のペロシ氏の安全は米国の安全保障にとって重要だ」と指摘した。訪台する場合の警護体制を議論していることを示唆した。

米ブルームバーグ通信は26日、バイデン大統領が中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席と28日に協議すると報じた。バイデン氏は週内に首脳協議を実施するとの見通しを示していた。

カービー氏は首脳協議をめぐり、台湾や南・東シナ海、ロシアによるウクライナ侵攻が議題になると言及した。米政権が検討する中国製品に対する制裁関税の引き下げについては「バイデン氏が(引き下げについて)決断するまでは大きなテーマにならない」と述べた。』