台湾、全土で大規模軍事演習を開始 「中国進攻」にらむ

台湾、全土で大規模軍事演習を開始 「中国進攻」にらむ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM251WY0V20C22A7000000/

『【台北=龍元秀明】台湾の国防部(国防省)は25日、中国の軍事進攻を想定した年1回の大規模軍事演習「漢光演習」を全土で開始した。演習は29日まで。中国軍の上陸作戦やミサイル作戦、電子戦、サイバー攻撃などに対応する。25日午後には、台北市全域で交通規制を敷き、外出中の全住民を屋内に退避させる避難訓練も行った。

漢光演習は1984年に始まった。陸海空軍による合同の定例軍事演習で、今年が38回目。実弾を使って訓練を行い、初日の25日は台湾東部を中心に、主力戦闘機「F16V」(米国製)や「ミラージュ2000」(フランス製)を展開し、中国軍の進攻への対応などを確認した。
25日午後には、住民を対象にした避難訓練も3年ぶりに行った。台北市や新北市、桃園市など北部地域を対象にした。台北市全域では交通規制を敷いた。車の運転中やバス乗車中の市民も車から降り、建物内や地下駐車場などに待避し、緊急時の対応を確認した。
中国からの進攻を想定し、台北市内では交通規制が全域に敷かれた(25日午後)

26日には、沖縄県・尖閣諸島にも近い、中国軍の活動が活発化している台湾東部沖で海軍・空軍が合同演習を実施する。蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は同日、駆逐艦「左営」に乗り込み、演習を視察する予定。』