米国、ウクライナ追加支援へ「ロシアの補給能力弱体化」

米国、ウクライナ追加支援へ「ロシアの補給能力弱体化」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2107L0R20C22A7000000/

『【ワシントン=中村亮】バイデン米政権は20日、ウクライナに対して4基の高機動ロケット砲システム「ハイマース」を追加供与すると明らかにした。米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は記者会見でハイマースの効果について「ロシアの補給や指揮統制の能力を着実に弱体化させている」と述べた。

米政権は週内にウクライナ向けの武器支援を新たに決定し、ハイマースを追加供与する。ハイマースは射程70キロメートルほどの弾薬を搭載する。ウクライナ軍は同国東部や南部でこれまでより遠方に位置するロシアの弾薬・燃料の貯蔵庫や指揮所を重点的に攻撃している。新たな支援でウクライナが保有するハイマースは計16基になる。

ミリー氏はハイマースの使い方に関する訓練を200人のウクライナ兵に実施したと説明し、訓練を受ける兵士の数を増していくと言及した。ウクライナ東部での戦闘をめぐり「過酷な消耗戦だ」と語った。「ロシアの代償は非常に大きく、成果はとても少ない」とも指摘した。

オースティン国防長官は20日、オンラインでウクライナ支援会合を開いた。約50カ国が参加した。オースティン氏は記者会見で「我々がウクライナに提供している軍事支援の成果はリアルタイムで出している」と強調し、会合で各国に武器提供を継続していくよう呼びかけたと説明した。』