米、プーチン氏のイラン訪問「孤立深めている証左」

米、プーチン氏のイラン訪問「孤立深めている証左」
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『【ワシントン=坂口幸裕】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は19日の記者会見で、ロシアのプーチン大統領のイラン訪問について「孤立の度合いを深めている証左だ」と述べた。イランによる攻撃型無人機の供与を巡っては、米欧などの対ロシア制裁で防衛装備品の調達に支障が出ているとの見方も示した。

米政府はイランが数百機の攻撃型無人機をロシアに提供する準備をしていると分析する。「ロシアはイランに助けを求めなければならない。ウクライナ戦争への対応に苦労している現状を表している」と強調。日米欧などの経済制裁や輸出規制を踏まえ、精密誘導弾や戦車、航空機などの部品を十分に賄えていないとの認識を示した。

現時点では無人偵察機がイランからロシアに譲渡されたとは確認していないとも説明した。「イランが国産化した無人機は殺傷能力がある。イラクやシリアでの攻撃で目の当たりにした」と明言した。ロシアが「戦争を停止してウクライナと交渉する気がまったくない」とも語った。

カービー氏はバイデン政権が週内にウクライナに追加の軍事支援を決めると明らかにした。米国がすでに供与している高機動ロケット砲システム「ハイマース」などを新たに提供するとみられる。

オースティン米国防長官は20日、米欧などの国防相らが出席するオンライン会合に出席する。各国と対ウクライナ支援を話し合う。

ウクライナの諜報(ちょうほう)機関「国民抵抗センター」によると、ロシア側はウクライナの南部へルソンなどをロシアに編入するための住民投票を予定する。カービー氏は9月のロシア地方選挙に合わせて実施される情報があると主張した。

ウクライナ東部のルガンスク州やドネツク州などで計画されているとも指摘。「ロシアはウクライナの主権を侵害し、支配しているウクライナの領土を編入する土台を築こうとしている」と訴えた。

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