欧州ステランティス、広州汽車と合弁解消 ジープ輸入へ

欧州ステランティス、広州汽車と合弁解消 ジープ輸入へ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR181VV0Y2A710C2000000/

『【フランクフルト=林英樹】自動車大手の欧州ステランティスは18日、中国国有車大手の広州汽車集団と折半出資する合弁事業から撤退すると発表した。ステランティス側は合弁会社の株式を追加取得し、出資比率を引き上げる方針を明らかにしていたが、「進展しなかったため」としている。今後中国では自社で「ジープ」ブランドなどを輸入して販売する形に切り替える。

両社の合弁会社は2010年3月に設立した。当初は折半出資だったが、22年1月、中国で外資規制が緩和されたため、ステランティスは合弁会社への出資比率を75%に引き上げると明らかにしていた。

ステランティスは「合意した」としていたが、これに対し広州汽車は「株式構成を変える正式な合意には至っていない」との声明を発表。交渉が難航していた。

中国事業の売り上げ不振も合弁解消の決め手になった。合弁会社の21年の販売台数は20年比半減の約2万台で、中国での市場シェアは1%未満にとどまっていた。ステランティスは合弁解消の影響で、22年12月期に2億9700万ユーロ(約420億円)の減損損失を計上する。』