対イラン攻撃 バイデン氏「核保有阻止へ最後の手段」

対イラン攻撃 バイデン氏「核保有阻止へ最後の手段」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1400P0U2A710C2000000/

『【エルサレム=中村亮】バイデン米大統領は13日放送のイスラエルメディアのインタビューで、イランによる核兵器保有を防ぐための「最後の手段」として武力行使の可能性があると言及した。イランの核関連活動を懸念するイスラエルに配慮し、核保有を認めない考えを強調する狙いがあったとみられる。

バイデン氏は13日、イスラエルを訪問した。14日にはエルサレムでラピド首相との首脳会談に臨み、イランの脅威への対応について意見を交わす。13日の演説ではイランへの対抗を念頭に「世界最先端の防衛システムをめぐる協力を含めてイスラエルの安全保障に対する米国の揺るぎない関与を再確認する」と述べた。

バイデン氏はイスラエルメディアに対し「イランは核兵器を取得することはできない」と重ねて言明した。イランの核武装を阻むために軍事力を行使する考えがあるかどうかを問われて「それが最後の手段であればイエスだ」と応じた。

米国のトランプ前政権は2018年、イランの核関連活動を制限する国際枠組み「イラン核合意」から一方的に離脱した。これに反発したイランは核合意に基づく義務履行を相次いで停止。バイデン政権は核合意復帰を目指して交渉を重ねてきたが、6月の協議でも進展は乏しかった。

バイデン氏はイラン最高指導者のハメネイ師に直属する軍事組織である革命防衛隊について「外国テロ組織」の指定を解除しないとも断言した。イランは解除を求めており、バイデン氏の発言で核合意をめぐる協議がいっそう難航する可能性がある。トランプ政権は19年、革命防衛隊を外国テロ組織に指定していた。』