台湾半導体5社、6月売上高が鈍化 スマホなど需要減速

台湾半導体5社、6月売上高が鈍化 スマホなど需要減速
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『【台北=龍元秀明】世界のIT(情報技術)大手に半導体を供給する台湾メーカーの勢いが鈍り始めた。主要5社の6月の売上高の合計額は前年同月比で19%増にとどまり、30~40%台の増収が続いた1~5月に比べ大きく鈍化した。インフレや中国経済の減速を受け、スマートフォンやパソコン向けの需要が落ち込んできている。

台湾積体電路製造(TSMC)、聯華電子(UMC)、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)、日月光投資控股(ASE)、聯発科技(メディアテック)の主要5社の6月の売上高合計は、3149億台湾ドル(約1兆4500億円)だった。

家電向けの半導体メモリーが主力の南亜科技は31.5%の大幅減収となった。スマートフォン向け半導体設計のメディアテックは5月まで25カ月連続で2ケタ増収が続いていたが、6月は6.9%の増収にとどまった。

半導体受託生産のTSMCも18.5%の増収で、65.3%増収だった5月に比べ伸びが鈍化した。

半導体5社を含む台湾IT主要19社(アジア主要上場企業=Asia300)の6月の売上高合計は、前年同月比で23%増の1兆3622億台湾ドルだった。売上高全体の半分近くを占め、iPhoneなどを受託生産する鴻海(ホンハイ)精密工業や和碩聯合科技(ペガトロン)が、中国の都市封鎖解除を受けて挽回生産を進めたことなどが寄与した。

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