中国輸入、6月1%どまり 内需回復鈍く

中国輸入、6月1%どまり 内需回復鈍く
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM1175M0R10C22A7000000/

『【北京=川手伊織】中国税関総署が13日発表した2022年6月の貿易統計(ドル建て)によると、輸入は2333億ドル(約32兆円)で前年同月比1.0%増えた。伸び率は5月の4.1%から鈍化した。新型コロナウイルス対応の行動規制は緩和されたが、内需が緩やかな回復にとどまっている。

国際商品市況の高騰で原油の調達額が4割伸びた。原油を除いた輸入額は3%減で、4カ月連続で前年同月を下回った。最大の輸入品目である半導体が5%減ったほか、化粧品類も6%落ち込んだ。

輸出は3312億ドルで17.9%増加した。増加率は5月の16.9%から拡大した。輸出の伸びが輸入の伸びを大幅に上回ったため、輸出から輸入を差し引いた貿易黒字は979億ドルと、前年同月の約2倍に膨らんだ。

輸出を品目別にみると、パソコンなどは9%上回った。3カ月ぶりに前年同月を上回った。上海市が6月1日にロックダウン(都市封鎖)を解除し、生産が持ち直した影響とみられる。労働集約的な衣類と玩具はそれぞれ2割、4割増えた。

輸出先ごとにみると、最大の輸出相手国である米国向けは19%増と、5月の16%より伸びが拡大した。東南アジア諸国連合(ASEAN)や欧州向けも2~3割増えた。』