中国、4~6月の対ロ輸出17%減 欧米の2次制裁警戒か

中国、4~6月の対ロ輸出17%減 欧米の2次制裁警戒か
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM137CX0T10C22A7000000/

『【北京=川手伊織】中国税関総署が13日発表した貿易統計(ドル建て)によると、2022年4~6月の対ロシア輸出は前年同期比17%減少した。マイナス幅は15年10~12月(33%)以来の大きさとなった。米欧がロシアのウクライナ侵攻を非難して経済制裁を科すなか、中国企業が2次制裁を警戒しているとの見方がある。

対ロ輸出が前年同期を下回るのは、中国経済が初めて新型コロナウイルスの打撃をうけた20年1~3月以来となる。

米ピーターソン国際経済研究所が4月までの各国の対ロ輸出を調べたところ、制裁に加わる国の4月の輸出は21年7~12月の平均より6割減った。非参加国も同4割減少した。

非参加国のなかでも、中国は主要な貿易相手国だ。20年には、ロシアが調達した半導体の6割近くを供給した。「正常な経済貿易活動は継続する」(外務省)との立場を示してきたが、実際の輸出は大きく落ち込んだ。

同研究所はその背景として、世界的なサプライチェーン(供給網)に組み込まれた中国企業が、米国の輸出管理強化などで2次制裁を受けるリスクを認識していると分析した。中国で輸出事業を展開する外資企業が制裁参加国にある本社の意向に沿って輸出を抑制した可能性も指摘した。

4~6月の対ロ輸入は前年同期比64%増えた。米欧などの経済制裁で割安になったロシア産原油の調達を増やしてきた。輸入額は289億ドル(約3兆9600億円)で、最高を更新した。輸出入を合わせたロシアとの貿易総額は4~6月、25%増えた。』