フィリピン外相 南シナ海領有権 6年前の仲裁判断の重視を強調

フィリピン外相 南シナ海領有権 6年前の仲裁判断の重視を強調
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220713/k10013714571000.html

『フィリピンのマナロ外相は、南シナ海で中国の領有権の主張を全面的に否定した国際的な仲裁判断から6年となった12日、判断について「議論の余地はない最終的なものだ」とする声明を発表し、新政権として仲裁判断を重視する姿勢を強調しました。

フィリピンは、南シナ海の領有権をめぐって中国の主張を全面的に否定する国際的な仲裁裁判の判断を2016年に勝ち取りましたが、域内で埋め立てなどを進める中国は判断を無効だとして受け入れていません。

仲裁判断の発表から6年となった12日、首都マニラの中国大使館前では数十人のデモ隊が集まり「南シナ海は私たちのものだ」などと書かれたプラカードを掲げて抗議しました。
今月1日に就任したばかりのフィリピンのマナロ外相は、この判断について「否定や反論、それに議論の余地はない最終的なものだ」としたうえで「弱体化させようとする試みや、法律、歴史、それに記憶から消し去ろうとする試みを断固として拒否する」とする声明を発表し、マルコス新政権として、仲裁判断を棚上げした前政権とは一線を画し、判断を重視する姿勢を強調しました。

また、マナロ外相は声明発表後、日本の林外務大臣と電話会談し、仲裁判断にしたがって領有権争いの平和的解決を求めていくことを確認するなど、日本とも連携していく姿勢を鮮明にしました。』