手製の銃、管理に死角 ネットで部品購入容易に

手製の銃、管理に死角 ネットで部品購入容易に
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE089RN0Y2A700C2000000/

 ※ 現場で撮影された「映像」を見ると、「白煙」がもくもくと上がっている…。

 ※ 「散弾銃」という報道もあったんで、市販されている「猟銃」なんかで使用される「散弾」を使用したのか、と思っていた…。

 ※ しかし、どうも違うようだ…。

 ※ 「弾丸」のほうも、自作のようだ…。

 ※ 「模倣犯」を防止するという観点なんだろうが、「あいまいな」報道ばかりで、判然としない…。

 ※ まだまだ、「謎」は多い感じだな…。

『参院選の応援演説中に安倍晋三元首相が銃撃されて死亡した事件では、規制当局の目が届きにくい手製の銃が使われた。自作の密造銃は米国でも「ゴーストガン(幽霊銃)」と呼ばれ、それを使った殺傷事件も起きており、実態把握の難しさが社会問題化している。インターネット上で簡単に材料や部品を入手できるのが実情で、銃規制のあり方が問われている。

【関連記事】

・容疑者「安倍氏、特定団体につながりと思い込み」
・元海上自衛官の容疑者宅から手製銃数丁

2本の筒を固定するように、グルグル巻きにされた黒いテープ。奈良県警によると、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された山上徹也容疑者(41)は元首相の銃撃に手製の銃を使ったとされる。

安倍氏は背後約5~10メートルの至近距離から撃たれ、首などに銃創がみられたほか、心臓にも大きな傷があったという。奈良県警は容疑者の家宅捜索で、現場で押収したものとは別に、手製の銃のようなもの数丁を押収。事前に銃を自作し、犯行に及んだ可能性があるとみている。

銃刀法では、拳銃や猟銃をはじめ金属性の弾丸を発射するなどして、殺傷能力を持つ銃を「銃砲」と定義し所持などを規制している。今回使われた手製銃も詳しい性能は判明していないが、同法に抵触する銃器とみられる。

事件映像を見た銃器評論家の津田哲也氏は「銃身となる鉄パイプをテープで固定して支えるなどしているが、銃の構造は単純」と語る。

発砲後に大きく上がった白煙にも着目し「通常の銃で使用されるガンパウダー(火薬)と異なり、花火にも使われる黒色火薬と考えられる」と語る。

鉄パイプや部品を固定するテープ、火薬などはいずれも身近で入手でき、一定の知識があれば比較的容易に銃が作れるという。

捜査関係者などによると、山上容疑者は任期付き自衛官として3年間、海上自衛隊に所属していた。銃の構造や扱いに関する知識を持っていた可能性がある。
山上容疑者の自宅があるマンション前の道路で、警戒に当たる警察官ら(8日午後、奈良市)=共同

自作の密造銃が絡む事件は国内で過去にも起きている。自宅で拳銃1丁と銃弾139個を製造したとして18年に兵庫県警などが摘発した会社員の男は、「動画サイトなどで作り方を見た。観賞用に作った」と供述。鉄の板などをインターネットで購入し、一部は業者に加工を依頼して部品にしてもらい、拳銃を組み立てていたとされる。

同年に高性能爆薬を製造したとして名古屋市の大学生が逮捕された事件では、3Dプリンターで作った銃も見つかった。

密造銃は部品や製造方法をネットで容易に入手できるうえ、シリアルナンバー(製造番号)もないことから追跡は難しく規制の網にかかりにくい。

米国ではオンライン購入した部品を組み合わせたり、3Dプリンターを使って密造されたりした銃は「ゴーストガン」と呼ばれ、社会問題化している。

犯罪も増えていることから、米政府は拡散を防ぐため、製造に必要なキットを販売する小売業者に客の身元調査を義務付けるなどの新たな規制を4月に公表。シンガポールでは3Dプリンターによる製造銃だけでなく設計図を無許可で所持することも規制するなど、密造銃が出回らないよう管理を強化している。

(村田篤史、森賀遼太、田辺アリンソヴグラン)』