AIで共産党への忠誠度を計る計画が持ち上がる : 机上空間

AIで共産党への忠誠度を計る計画が持ち上がる : 机上空間
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/29108554.html

『マインド・リーディングという言葉をご存知だろうか。人の心の中を読む技術。人は外見、しぐさ、行動、言葉の一つに、その人の性格や深層心理が隠れています。普段のコミュニケーションの中で、しぐさや表情から深層心理を正確に読み解くことができれば、会話の主導権を握ることができ、自分の思い通りに事を進めることができるのです。

習得するには、それなりの訓練が必要ですし、その評価というのも確定したものではなく、有用な事は判っていても、リーディングする側の技量に効果が依存する技術です。なんとなくオカルトチックではありますが、人物を見るという事は、銀行が融資を決定する際にも重要視される事です。事業は、基本的に経営者の人格によって、ある程度の将来が決まるものだからです。

人間が習得するのに時間と労力と手間のかかるものでも、過去の蓄積をデータとして揃えて、学習させれば、100%の再現性を持って判断できるのが、コンピューターによるAIです。実際、初期医療など、応対した患者数や、読んだ論文の数、情報の新鮮さで、診断というのは医師でも個人差が出てきます。過去の常識すら、常に情報をインプットしていないと、単にその時の医学会の潮流に沿っていただけで、真実とは違っていたなんて事が後の時代に判ったりします。それを、全ての医師に均等に能力として求めるのは、無理と言って良いでしょう。

人の表情・脳波を読み取るセンサーは、既に高度なものが開発されているので、後は、反応に対する結果の紐づけさえ学習させれば、AIはかなり的確に、その人物の表面ではなく、深層心理を読み取る事が可能です。そして、それは、改良を重ねて精度を上げる事で、専門家いらずの忠誠心判別マシンとしても利用できるのです。

そして、それを中国共産党が、やり始めたようです。中国の人工知能(AI)研究所は、AIを使用して顔の表情と脳波を読み取ることで、「思想的および政治的教育の受容レベルを識別」して、共産党員の「忠誠レベル」を評価できることを発表しました。中国安徽(あんき)省の合肥(ごうひ)市にある合肥総合国立科学センターは2022年7月初週に、人の表情と脳波を読み取ることで思想的・政治的教育の受容レベル、すなわち共産党への忠誠心を識別することができるAI「Smart Political Education Bar」のムービーを公開しました。

「ムービーでは、白衣の研究者がガラス張りの施設に入り、顔認識・皮膚電気反応・脳波反応などの生体認証を受けます。これらの結果をAIが「注意力の学習」「感情の識別」のスコアとして評価し、その評価に基づいてさらなる教育のための個別の推奨事項が作成される流れになっていたそうです。The Telegraphによると、研究所が「マインド・リーディングAI技術で共産党員の忠誠心をテストできる」と主張したムービーは、中国のソーシャルメディアに公開された翌日には削除されました。」

引用元・・・Gifazin

つまり、忠誠心を判断するだけではなく、個人別の効果的な教育カリキュラムさえ作成できてしまうという、いわば洗脳マシンですね。マインド・リーディングAIは、思想教育を定量化し、共産党の構築のための新しい道を生み出すイノベーションとなると、その可能性に期待をしている模様です。

漠然としていて、主に時代の風と、周囲の熱量で盛り上がっていた共産主義活動というものを、一定の品質と強度を保った、定量化できる手段で教育できるという事です。思想教育の新時代とも言える話ですね。

実は、ビッグデータを解析して、学習する事ができるAIと、多くの国民を管理して、思想的な統一を目指す共産主義というのは、実に相性が良いのです。世界で一番、監視カメラによる追跡システムが充実しているのは、中国です。実際、その実力はアメリカの、この分野のトップ企業と較べても引けを取りません。デジタル・人民元は、誰が何を買って、何に活用しているかという購買履歴からの行動の管理を可能にします。本来、プライベートで、追跡が難しいとされていた事も、白日の元に晒す事が可能です。それによって、都合の悪い人間には、社会的なペナルティーを与え、生活しずらくする事で、社会から排除していく事が可能です。

社会的なペナルティーとは、ある日、理由を告げられず解雇される。家族の大学合格が取り消される。飛行機や長距離列車の搭乗を拒否される。特定の施設への出入りを禁止されるなどです。その人物が、参加している集会・読んでいる本・購入した道具、そういった事から、共産党に対して好ましくない思想の持ち主と判断されると、こういうペナルティーがひっそりと課せられます。

AIは活用の仕方で、天使にも悪魔にもなれる道具という事ですね。抜群の効果を発揮する道具というのは、その運用の仕方次第で、結果が変わってくるという事です。』