英国、ロシア第2の富豪に制裁 プーチン氏の親戚も対象

英国、ロシア第2の富豪に制裁 プーチン氏の親戚も対象
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR29EHC0Z20C22A6000000/

『【ロンドン=佐竹実】英政府は29日、ロシアの大富豪であるウラジーミル・ポターニン氏らを新たに制裁の対象にすると発表した。英国内の資産を凍結するほか、英国への渡航も禁じる。ポターニン氏は世界最大のパラジウム生産企業ノリリスク・ニッケルの筆頭株主で、英政府によるとロシアで2番目の富豪だ。

英政府は同氏について「ロスバンクやティンコフ銀行の株式を取得するなど、プーチン政権を支えるための富を築き続けている」と指摘した。ロスバンクはフランスの大手銀行ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)の傘下だったが、ソジェンのロシア撤退に伴い4月に売却を表明していた。
ポターニン氏が保有するスーパーヨット「ニルバーナ」(28日、ドバイ)=AP

同氏のほか、プーチン氏の親戚で鉱山会社を経営するアンナ・ツィビレワ氏も制裁の対象とする。英政府報道官は「プーチン氏がウクライナに対する忌まわしい攻撃を続ける限り、制裁によってロシアの戦争マシンを弱体化させる」と述べた。

英政府はロシアによるウクライナ侵攻以来、オリガルヒ(新興財閥)など1000人以上と100以上の企業に制裁を科してきた。英政府によると欧米を中心に外国企業の4分の3がロシア事業を縮小した。ロシアの輸入は4割以上減り、輸入製造部品は今後3~6カ月で在庫が切れる。自動車生産は60%減ったという。』