新興国のデジタル決済拡大、成人の57%に 世銀報告

新興国のデジタル決済拡大、成人の57%に 世銀報告
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2902V0Z20C22A6000000/

『【ワシントン=高見浩輔】世界銀行は29日、新興国でデジタル決済を使う人の割合が2021年時点で成人全体の57%になったとの報告をまとめた。人との接触を避ける新型コロナウイルス禍も影響し、14年の35%から大幅に増えた。簡単に始められるモバイルマネーの普及により、低所得層でも金融サービスを受けられる機会が増えている。

インドではコロナ禍を受けて初めてデジタル決済で商業取引をした成人が8000万人以上に上った。中国でも加盟店でデジタル決済を使う人がコロナ禍で1億人以上増え、全体で82%に達した。

銀行口座かモバイルマネーのアカウントを持つ人の数は21年に全世界の成人の76%を占め、10年前の51%から大幅に拡大した。17年ごろまでは中国とインドが増加をけん引したが、それ以降はサハラ以南のアフリカ諸国など幅広い地域でもモバイルマネーが広がった。
世銀は銀行などの口座を持たない「アンバンクト」と呼ばれる層が世界に14億人いるとしている。送金や融資などの金融サービスを誰でも受けられる「金融包摂」は貧困層の生活破綻などを防ぐ効果がある。世銀はモバイルマネーの普及により、性別や所得、教育水準による格差の縮小に向けて「進展がみられる」と評価した。

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