強制連行はスターリンの常とう手段、クリミア併合時も

強制連行はスターリンの常とう手段、クリミア併合時も
ウクライナ出身の政治学者グレンコ・アンドリー氏
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB233P50T20C22A6000000/

『ウクライナ出身の政治学者グレンコ・アンドリー氏

ロシア軍が強制連行をしているのは間違いない。ただ、強制連行という言葉の定義は難しい。直接的に脅されてロシア当局が用意した輸送手段で連行される人もいれば、脅されて自力でロシア側に出て行く人もいる。ロシアの侵攻のせいで出て行かざるをえなかったケースを強制連行と認識するなら、ロシアに移った人のほとんどが強制連行だったといえる。

ロシアは過去にも強制連行による民族浄化をしてきた。ソ連の独裁者スターリンの常とう手段だ。占領地の住人をロシアに強制移住させ、ロシア人の中に溶け込ませアイデンティティーを失わせる。代わりにロシア人を占領地に住まわせ、地域のロシア化を図る。クリミア併合時にも同じやり方をして、クリミア半島はロシア人が住民の過半数を占めた。今回はクリミア併合時よりも残虐さが増していると言える。』