ショルツ独首相「米国と常に行動」 ウクライナ支援巡り

ショルツ独首相「米国と常に行動」 ウクライナ支援巡り
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR263BI0W2A620C2000000/

『【エルマウ(独南部)=南毅郎】26日開幕した主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、議長国ドイツのショルツ首相は「米国とドイツはウクライナの安全保障に関して常に共に行動する」と明言した。重火器などの武器供与の判断が遅れたとしてショルツ氏に批判が高まっていたが、追加支援に動く米国と足並みをそろえてウクライナに寄り添う姿勢を強調した。

バイデン米大統領との会談や世界経済に関する議論を終えたあと、報道陣に声明を発表した。ショルツ氏はウクライナ情勢をめぐり「我々は何が必要かという点で一致している」との認識も示した。

これまでドイツは国防費が国内総生産(GDP)比で1%台にとどまり、米国などから引き上げを求められていた。当初は戦火を拡大させかねないとしてウクライナへの武器供与に慎重な姿勢を見せていたものの、批判が高まると一転して支援を進めている。米独の連携強化で、ウクライナへの軍事支援が拡充される可能性もある。

26日の首脳会議では世界経済の課題も議論した。ショルツ氏は「一部の国では景気減速や物価高、原材料の不足、物流網の混乱が起きており、G7は直面する危機を懸念している」と指摘。「共に責任を分かち合わなければならない」として、解決に向けた投資の拡大など国際協調に期待を寄せた。

サミットは28日まで開催し、最終日にG7首脳宣言を採択する予定だ。世界的に高まるインフレへの対応など具体的な対策をどこまで盛り込めるかが焦点になる。』