中国、公安相に習近平氏側近 党大会前に権力基盤強化

中国、公安相に習近平氏側近 党大会前に権力基盤強化
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM24C080U2A620C2000000/

『【北京=羽田野主】中国の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)常務委員会は24日、警察部門を束ねる公安相に習近平(シー・ジンピン)国家主席の側近、王小洪氏を任命した。2022年秋に予定する共産党幹部の人事を決める党大会を前に、習氏の権力基盤をさらに強化する狙いがあるとみられる。

王氏は21年に公安省党委員会書記に就任。今回、閣僚ポストにも就いた。警察部門を全面掌握することになる。

王氏は習氏が福建省に勤務した1990年代以来の部下で、同省福州市公安局長や北京市公安局長、公安次官などを歴任した。習氏の身辺警護の役割も担ってきたとされる腹心だ。

全人代常務委は同日、中国共産党の青年組織、共産主義青年団(共青団)のトップを務めた陸昊・自然資源相を解任する人事も発表した。国務院直属の政策研究・諮問機関「国務院発展研究センター」のトップである書記に就く。

事実上の閑職への異動で、共青団出身者への冷遇人事との見方が出ている。共青団出身の党幹部には李克強(リー・クォーチャン)首相や胡春華(フー・チュンホア)副首相がいるが、いずれも習氏との距離が指摘されてきた。』