ロシア軍、東部ルガンスク最後の抵抗拠点「封鎖」

ロシア軍、東部ルガンスク最後の抵抗拠点「封鎖」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB250IW0V20C22A6000000/

『ロシア国防省の報道官は24日、ウクライナ東部ルガンスク州でウクライナ側にとって最後の抵抗拠点だったリシチャンスクを、ロシア軍が包囲して封鎖したと主張した。すでに同市近郊の11の集落を制圧したという。インタファクス通信が伝えた。

ルガンスク州のガイダイ知事は同日、同州西部に位置する要衝セベロドネツクに残っていたウクライナ軍部隊に対して撤退命令が下ったとSNS(交流サイト)で明らかにしていた。ロシア軍による同市の完全制圧は近いとみられ、隣接するリシチャンスクもロシア軍が掌握すれば、ルガンスク州全域をロシア側が支配下に置くことになる。

米シンクタンクの戦争研究所は24日、「ウクライナ軍はリシチャンスク周辺の防衛体制を維持し、ロシア軍を消耗させ続ける可能性が高い」と分析した。市内に残ったウクライナの部隊は比較的高地に陣取っており、ロシア側に反撃しやすいという。

同研究所はリシチャンスクにつながるウクライナ側の補給路はまだ完全に断たれていないとみており「ロシア軍が同市を完全に封鎖するうえで困難に直面する可能性が高い」と指摘した。一方で、ウクライナ側が今後、戦略的に同市から撤退する可能性についても触れた。』