「候補国」見送りにジョージア不満 EU旗掲げデモ、ウクライナ責任論も

「候補国」見送りにジョージア不満 EU旗掲げデモ、ウクライナ責任論も
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022062400877&g=int

『旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)で、欧州連合(EU)加盟候補国の認定が23日の首脳会議で見送られたことへの不満が高まっているもようだ。ロシアによる侵攻直後の2月末に加盟申請したウクライナに続き、モルドバと共に3月初めに申請したにもかかわらず、ジョージアだけ認められなかったためだ。

ウクライナを「EU候補国」認定 加盟実現へ一歩―首脳会議

 ウクライナとその隣国モルドバは、欧米傾斜を強める中、ロシアの侵攻と軍事的脅威にさらされている。一方、ジョージアは2008年にロシアの軍事介入を受けたものの、14年以降のウクライナほど決定的な反ロシア路線を歩まなかったという違いがある。

 英BBC放送によると、ブリュッセルでのEU首脳会議を前に、ジョージアの首都トビリシでは20日夜、数万人規模のデモが発生。参加者らは白地に赤十字のジョージア国旗と青色のEU旗のほか「われわれは欧州(の一員)だ」と記したプラカードを掲げ、加盟候補国と認めるよう訴えた。

 ジョージアのガリバシビリ首相は「ウクライナ高官が米国とEUに働き掛けた」のが見送りの原因だと主張。ウクライナが認められるのは現在進行形で戦禍を被っているからで、ジョージアも認定されれば「ウクライナ人は非常に気分を害することになる」と国内向けに弁明した。

 ガリバシビリ氏はその際、米国などに働き掛けた「ジョージア風の姓」を持つウクライナ高官として、アラハミア最高会議(国会)議員を暗に挙げた。あたかもジョージアの認定を妨害したかのような主張に、アラハミア氏は通信アプリで「フェイク(偽情報)」だと反発。対ロシアでは基本的に共闘する両国だが、EU加盟への第一歩をめぐり不協和音も生じた。 』