日銀VS海外ヘッジファンド その爪痕 : 机上空間

日銀VS海外ヘッジファンド その爪痕 : 机上空間
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/29010879.html

『まずは、このチャートを見て欲しい。これは、日本の10年国債の利率の変化を示すチャートです。そして、右端の2回起きているチャートのフタコブラクダのような山に注目です。これは、日銀と海外ヘッジファンドが戦った傷跡です。国債は売られると利率が上がり、買われると利率が下がります。意図的に売りを仕掛けているのが海外ヘッジファンドで、それを無制限の買い支えで迎え撃っているのが日銀です。このチャートの上下1本あたり、10兆円の金額が動いています。

国債の利率が上がると、通貨の円が供給されるので、円安が誘導されます。ヘッジファンドは、円売り方向にも資金を投入して、リスクヘッジしているので、日本国債を売って、円安圧力を強めて、円を売る事で利益を出しています。理論上、通貨発行権をもっている日銀は、無制限に円を供給できるので、まともな頭なら敵に回そうとは思わないのですが、まともな事をやっていては稼げないのが金融の世界です。日銀は、国が抱える膨大な借金の為に、利率を上げる事ができないという縛りがあります。その為、国債の利率を0.25%に固定する必要があるのですが、その事情を知って勝負を仕掛けてきているのが海外ヘッジファンドです。

つまり、日銀は国家財政を安定させる為に、取れる手段が限られていて、それを売り崩せば、巨額の利益を得る事ができます。国とヘッジファンドでは、資金量が違うというのは、昔の話で、大手のヘッジファンドの資金供給元には、アラブの富豪や国家の資金運用委託、大企業の資金運用部などから、巨額のマネーが供給されています。そうした大手ヘッジファンドがア・ウンの呼吸で手を結べば、国と言えどたたき潰す事も可能なのです。

この取引自体には、何の違法性も無いので、市場の公平性を保つ為にも、介入する事はできません。どちらが折れるのが早いかという勝負になります。もし、日銀側が負けて国債の金利の上昇を容認すれば、それを売る事で利益が出ますし、円安に耐えきれなくなって、政策金利が上がれば、方針を転換して、円買いで利益を出せます。どちらにしても、単純に言い換えると、日本政府の財政が痛む事で、海外のヘッジファンドは巨額の利益を得る事ができます。

先週と今週で大きな山がありましたが、これが何ヶ月続くか、どちらが先に音を上げるかという戦いです。』