ヒョードルに見るロシアの植民地支配

ヒョードルに見るロシアの植民地支配 : 世界のニュース トトメス5世
https://www.thutmosev.com/archives/88433259.html

 ※ 今日は、こんなところで…。

『ウクライナで生まれたウクライナ人は、ロシアでロシア人教育を受けプーチンの忠実な部下になった

GettyImages-133578059
画像引用:https://www.insidethegames.biz/articles/1103441/emelianenko-tests-positive-for-covid-19

自分をロシア人と言い張るウクライナ人

日本の格闘技大会PRIDEで活躍したエメリヤーエンコ・ヒョードルは最近、ロシア総合格闘技(MMA)連合の会長に就任したと報道されている。

彼の出身地はウクライナでウクライナ人の筈だが、初来日時から「自分はロシア人でウクライナ人ではない」と明言し、「ウクライナ出身」と書いた出版物を書き直させたりしている。

ヒョードルは1976年、ソビエト連邦のウクライナ・ソビエト社会主義共和国、ルハンシク州ルビージュネに生まれた。

1917年にロシア革命で帝政ロシアが倒れた後、革命勢力で対立が起き、ボリシェヴィキがソビエト連邦を作りウクライナ中央ラーダはウクライナ人民共和国を作った。

帝政ロシア時代のウクライナはロシア支配下にあり、例えばウクライナ語の書物出版が禁止されたり植民地のような扱いだった。

ヒョードルの両親はウクライナ人で、2歳の時にソ連崩壊前に仕事を求めてロシアのスタールイ・オスコルに移住、ウクライナ国境から180キロほどで人口約20万人だった。

そこでヒョードルはロシアの学校に通いロシア人として教育を受け、11歳で柔道・サンボを始めトップクラスになったが、ソ連崩壊後のごたごたでオリンピックには出場できなかった

高校卒業後にロシア陸軍で働き、ヴォルク・ハンの影響で総合格闘技を始め、来日してプロ格闘家に転身し、今はロシア総合格闘技会長をしている。

ヒョードルの人種や民族は明らかではないがおそらくウクライナ系で、ロシアへ移住後に「自分はロシア人である」と考えるようになった。(現在はロシア国籍)

日米のプロ大会で活躍したヒョードルはプーチン大統領の目に止まり、強いロシアを象徴する広告塔としても利用された。

ヒョードルの試合をプーチンが応援した事もあり、ヒョードルは政治的にはプーチン支持者と見られている(本心は分からない)

ヒョードルは先日突然ロシア総合格闘技連合の会長に就任したが、彼とプーチンの関係を考えると、プーチンの後押しがあったのでしょう。

ロシア伝統の少数民族統治法

ロシア、ソ連、帝政ロシアの時代から、ロシアはユーラシア大陸の少数民族を支配したり利用したりしてきました。

そのひとつはコサック民族で、日露戦争で日本軍を苦しめたりしたが現在は民族を維持できず消滅したと考えられている。

コサックはモンゴルのような騎馬民族で馬の扱いが上手く、日露戦争や第一次大戦では騎馬隊が重要だったので最前線で大活躍した。

だが帝政ロシアは一方でコサックを弾圧し、他の地域に移住させて彼らの領土にロシア人を入植させたりした。

ウクライナでも同じようにウクライナ人を千島列島や極東に移住させ(もちろん強制)、ウクライナにロシア人を移住させたりした。

これがロシア・ソ連の少数民族政策で、例えばヒョードル一家も帝政ロシアやソ連が移住させたロシア系人種だった可能性もある。

仮にヒョードルが純粋なウクライナ人だったとしても、学校教育などでロシア人としての意識を持たせ、ウクライナには敵愾心を持つように仕向ける。

こうしてウクライナを憎み、自分をロシア人だと考えるウクライナ人を増やすのがロシア流の少数民族統治法です。

現在ロシアが占領しているウクライナ東部では「占領後に生まれた子供はロシア人」「占領によって住民はロシア人になった」として愛国教育をしている。

マリウポリでは数万人の子供がロシア領に連れ去られ、ロシアの学校に強制的に入れられたのが分かっている。

そこで子供たちはロシア人の愛国心を教えられ、ウクライナ人を憎むように教育されます。』