ロシアは、カザフスタンの原油の輸出量の三分の二を担っている、カスピ海底横断パイプラインを止めた。
https://st2019.site/?p=19819
『The Maritime Executive の2022-6-19記事「 Russia Disrupts Kazakhstan’s Main Oil Terminal for UXO Clearance」。
ロシアは、カザフスタンの原油の輸出量の三分の二を担っている、カスピ海底横断パイプラインを止めた。理由は、第二次大戦中の不発弾を除去する作業が必要だからだという。
カザフスタンは陸封国である。最寄の黒海の港、ノヴォロシスクはロシア領であるが、そこからタンカー船で海外へ輸出するしかない。そこで、ノヴォロシスクまで、パイプラインを敷いていた。この輸出ルートを過去21年、使っていた。キャパは日量140万バレル。世界の原油の海上貿易量の2%強というところ。
ノヴォロシスク港湾当局によると、先週、3本の魚雷を含む古い不発弾×五十数発を、とつぜん、海底で発見したという。過去21年、発見していなかったのだが。
これを除去するため6-20から港の一部機能を止める。
カザフの石油大臣いわく。船積み用のブイの1個は、機能しつづけるので、大問題ではないのではないかと。
※雑報によると露軍が市販の「DJI Mavic 2 Pro」に40ミリ擲弾の「VOG-25」をとりつけて自爆攻撃を試みた証拠がウクライナで撮影されている。ヘルシンキ大学は「孔子学院」を閉鎖した。2014からウクライナのEEZ内で違法掘削していたロシアの石油リグが爆破された。砲撃または対艦ミサイルという。』