バイデン米大統領、ウクライナ訪問「ない」 訪欧時に

バイデン米大統領、ウクライナ訪問「ない」 訪欧時に
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『【米州総局=清水孝輔】バイデン米大統領は20日、主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせてウクライナを訪問する可能性について否定的な考えを示した。記者団の質問に対して「今回は(ウクライナを訪問)しないだろう」と述べた。ウクライナの欧州連合(EU)加盟については実現する可能性が高いとの見方を示した。

バイデン氏は6月下旬に欧州を訪問する。ドイツ南部・エルマウでG7サミットに出席した後、スペインの首都マドリードで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に参加する。

EUの欧州委員会は17日、ウクライナとモルドバをEUの加盟候補国として認めるよう加盟国に勧告した。バイデン氏はウクライナのEU加盟について「実現する可能性がとても高いと思う」と話した。「ゼレンスキー大統領とは週に3~4回話している」とウクライナとの連携を強調した。

バイデン氏は米アップルの労働組合に関する質問にも答えた。18日にメリーランド州タウソンにあるアップルの直営店で同社として米国初となる労組結成が決まったのを受け、「(従業員を)誇りに思う」と述べた。「労働者にはどのような条件で働くか決める権利がある」と指摘した。

バイデン氏はガソリンの価格高騰についても話した。連邦政府がインフレ対策としてガソリン税を一時的に免除する可能性について「考えている」と発言し、週内にも判断する見通しを示した。

バイデン氏はホワイトハウスのチームが週内に大手石油会社の首脳と面会する予定だと明らかにした。「どうしてガソリンを増産しないのか説明してほしい」と話した。大手石油会社が生産量を増やさず高収益をあげていると問いただし、増産を求める考えだ。

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