カリニングラードを締め上げろ

カリニングラードを締め上げろ

 ※ なるほど…。

 ※ 「特別軍事作戦」だと、「戦時賠償」に乗せるのは、難しいらしい…。

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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和四年(2022)6月20日(月曜日)
         通巻第7373号  
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 ロシア、北欧ならびにバルト三国へのガス供給を停止
  「んなら、カリニングラードを締め上げろ」と鉄道を通せんぼ
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 バルト海に面するカリニングラードはロシアの「飛び地」。ももとはドイツのケーニヒスブルグだ。ポツダム宣言によってロシア領に編入された不凍港。
ロシア海軍の拠点で、人口およそ百万人。琥珀の産地として知られ、世界有数の琥珀博物館がある。
 
 大聖堂の裏手にはイマニエル・カントのお墓。筆者も詣ったことがあるが、花輪が絶えることがないという。カリニングラードは美しい港町である。

 地史学的に言えば、カリニングラードは、リトアニアとポーランドに挟まれているので、リトアニアの鉄道を通過して、ロシアから物資が運ばれている。リトアニア政府は、鉄道輸送の「通せんぼ」を始めた。ロシアを逆に締め上げるのだ。残る手段は船舶か、飛行機輸送となる。

 4月2日にリトアニアはガスプロムからのガス輸入を停止した。ナウセーダ大統領は「以後は別ルートに依存する」とした。4月27日にはポーランドもガスプロムとの契約打ち切りを発表した。

 5月2日にはバルト三国とスロバキアの四ヶ国が連署して「ロシア資産凍結」をEU議会に提案した。
ロシアのウクライナ侵攻以来、EUが凍結したロシア資産はおよそ300億ユーロ。推定される全体のロシア資産は6000億ドル、これを凍結して転用すれば、ウクライナ復興に回せるとする。国際裁判がどうなるか。現時点では「戦争」ではなく、プーチンは「特殊軍事作戦」と定義しているため、戦時賠償という発想からは外れる。

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