ハンス島

ハンス島
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%B3%B6

『ハンス島(ハンスとう、グリーンランド語 Tartupaluk, デンマーク語 Hans Ø, 英語 Hans Island, フランス語 Île Hans)は、グリーンランド(デンマークの自治領)とカナダのエルズミーア島との間のネアズ海峡に位置する無人島。面積は1.3km2。

カナダとデンマークとの間で領有をめぐって係争中である。これまではこの島やその周辺海域を領有したところで大した利益が見込めるわけではなかったが、地球温暖化により、この海峡の氷が溶けて北米とアジア、ヨーロッパなどを結ぶ「北西航路」の要衝に一変する可能性が発生し、この小さな島を領有する事によって資源探査や漁業権といった国益が生じる可能性が出てきたため、領有権問題がにわかに熱を帯びてきている。

両国の軍隊が入れ替わり上陸し、自国の旗を立て相手の旗を撤去している。撤退に際して自国産のビールやウイスキーを残していくことが慣例化しており、領有権主張の一環として、ビールの箱には「カナダにようこそ」などと記されている。このように武力衝突を伴わない形で係争してきたことから、「最も礼儀正しい領土紛争」と呼ばれるケースもある[1][2]。

2022年6月14日、カナダとデンマークはこの島を分割領有することで合意し、長らく続いた係争状態が終結した[2]。 』