6月の米消費者態度指数、急低下 70年間の統計で最低に

6月の米消費者態度指数、急低下 70年間の統計で最低に
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN10D8J0Q2A610C2000000/

『【ワシントン=長沼亜紀】米ミシガン大学が10日発表した6月の消費者態度指数(速報値)は50.2で前月から8.2ポイント低下した。2カ月連続の低下で、統計開始の1952年以来で最低となった。インフレ懸念で消費者景況感が急激に悪化した。

ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(58.5程度)を大きく下回った。「現在の景況」が55.4で7.9ポイント、「今後の見通し」が46.8で8.4ポイントそれぞれ低下した。

調査担当者によると、消費者の46%がインフレを景況感悪化の理由にあげ、特にガソリン価格上昇が重荷になっていると述べた。

予測インフレ率は、1年先は5.4%で前月から0.1ポイント上がり、5年先も3.3%で0.3ポイント上昇した。

5月の失業率は3.6%と歴史的低水準で、労働市場は引き締まっており雇用は豊富なことから、通常なら消費者景況感は落ち込みにくい状態にある。しかし、5月の消費者物価指数は前月比8.6%上昇し約40年ぶりの高い伸びとなり、ガソリン、食品、日用品の高騰が消費者心理に重くのしかかっている。これまでのところ景況感の悪化にもかかわらず、個人消費は堅調さを維持してきたが、一段の景況感の悪化で、消費も減速し始める可能性がある。』