豪、仏企業に780億円支払い 潜水艦契約破棄で

豪、仏企業に780億円支払い 潜水艦契約破棄で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM110WA0R10C22A6000000/

『【シンガポール=松本史】米英との安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」創設に伴ってフランスとの潜水艦建造契約を破棄した問題で、オーストラリア政府は11日、仏造船会社ナバル・グループに5億5500万ユーロ(約780億円)の和解金を支払うことで同社と合意したと発表した。アルバニージー豪首相は冷え込んだ対仏関係を「前進させられる」と述べた。

豪政府は2016年、次期潜水艦の共同開発企業としてナバルの前身企業を選定した。ただ豪州のモリソン前首相が21年、米英の支援を受け原子力潜水艦を配備する計画を決定、総額約560億ユーロに上るナバルとの契約を破棄した。これを受けてフランスは駐豪大使を召還、マクロン仏大統領はモリソン氏が「嘘をついた」との認識を示すなど両国の関係は冷え込んだ。

5月の豪総選挙で政権交代を実現したアルバニージー氏は声明で「豪仏が地域や世界で直面する課題の重大さを考えると、両国が再び結束し共通の利益や原則を守ることが必要不可欠だ」と述べ、関係改善に意欲を示した。』