岸防衛相、中ロ共同軍事活動に懸念 「関係深まる可能性」

岸防衛相、中ロ共同軍事活動に懸念 「関係深まる可能性」
アジア安保会議で講演
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA10DOD0Q2A610C2000000/

『【シンガポール=根本涼】岸信夫防衛相は11日、訪問先のシンガポールのアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で講演した。ウクライナに侵攻したロシアを巡り「中国との関係がさらに深まる可能性がある」と言及した。中ロ両国の共同軍事活動が「各国の懸念を深めている」と提起した。

日本の安全保障環境に関し「日本は核を保有、開発し、ルールを無視する主体に囲まれている」と指摘した。「ルールに基づく国際秩序を守るためのまさに最前線に位置している」と語った。

日本の防衛力の抜本的な強化と必要な防衛予算の確保を説明した。「インド太平洋地域でルールを無視しようとする意志を砕くことにもつながる」と言明し、日本や地域の抑止力向上に結びつくと力説した。

東南アジア諸国連合(ASEAN)各国に向けて中国を念頭に「協力を進めれば結局、自らの国益を損なう」と訴えた。

「日本とASEANは力を背景とした一方的な現状変更の試みに強く反対し、懸念を共有している」と話した。「ルールを無視する国は借款などを通じて弱みにつけこみ、自国の利益のために相手を利用しようとする」と説いた。

東・南シナ海などで海洋進出の動きを強める中国を意識し、法の支配などの基本的価値を共有する国々との結束を呼びかけた。

台湾海峡の平和と安定は「日本の安全保障はもとより国際社会の安定にとっても重要だ」と主張した。』