岸田内閣不信任案を否決 与党と維新、国民民主が反対

岸田内閣不信任案を否決 与党と維新、国民民主が反対
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA091MK0Z00C22A6000000/

 ※ 野党が、この体たらくでは、与党は安泰だろう…。

 ※ 7月10日投票日という日程が、有力のようだ…。

 ※ 参院選の焦点は、どれくらい「勝つか(負けるか)」という点と、参院選後の「勢力地図」(自民党の各派閥も)というようなところに、移っているような感じか…。

『衆院は9日の本会議で、立憲民主党が提出した岸田内閣に対する不信任決議案を与党などの反対多数で否決した。共産党などが賛成し、日本維新の会と国民民主党は反対した。

立民の泉健太代表は不信任案提出の理由について、政府の物価高対策が「無策」だからだと主張した。自民党の上川陽子氏は米国などに比べて物価上昇幅を抑えていると反論した。

維新の馬場伸幸共同代表は本会議後、記者団に「慣例で会期末が来れば内閣不信任案を出すことが続いている」と立民の対応を批判した。国民民主の玉木雄一郎代表は「国難の状況で政治空白をつくるべきではない」と反対した理由を説明した。

衆院は同日の本会議で立民が提出した細田博之衆院議長への不信任決議案も与党の反対多数で否決した。

【関連記事】

・細田衆院議長の不信任案を否決 維新・国民は棄権
・野党の対応割れ、国会も選挙も 参議院選挙まで1カ月

多様な観点からニュースを考える

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

鈴木一人のアバター
鈴木一人
東京大学 公共政策大学院 教授
コメントメニュー

分析・考察

立憲民主党が出したタイミングが悪すぎだし、それが結果として維新の会と国民民主党をより与党に近づけてしまったということで、政治戦略としても筋が悪い選択だったと思う。これから完全に参院選モードになるが、野党は分裂状態であり、自民・公明は維新や国民民主党と連立を組む可能性は低いと考えると、維新や国民民主の戦略としては、少しでも選挙区でアピールし、選挙区の議席は少なくても比例票を積み増すということで議席を増やすことを目指す、ということになるだろう。与党に近い野党という「売り」がどこまで票を集めるかが今回の参院選の注目ポイント。
2022年6月9日 18:25
滝田洋一のアバター
滝田洋一
日本経済新聞社 特任編集委員
コメントメニュー

ひとこと解説

今回の内閣不信任案への賛否は、参院選後に日程に上るはずの憲法改正への各党のスタンスとも重なるように思います。自民の改正案のなかでも、「自衛隊」の明記と「自衛の措置」の言及、緊急事態への対応の強化については、維新と国民が賛同し、公明がその後をついて行く。一方で、立民、共産、社民はこうした改正に反対の立場です。
その意味で内閣不信任案をめぐって、自民、公明、維新、国民と立民、共産、社民の色分けが出来たことは興味深いところです。ただ立民は支持率が低迷し、参院選後は党分裂の可能性さえ取り沙汰されています。憲法改正反対だけを唱えてどれだけ国民に遡求するかは疑問です。
2022年6月9日 21:01 (2022年6月9日 22:56更新)』