米貿易赤字15%減、輸出が過去最大 ロシア向けは縮小

米貿易赤字15%減、輸出が過去最大 ロシア向けは縮小
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN07DQL0X00C22A6000000/

『【ワシントン=鳳山太成】米商務省が7日発表した4月の貿易統計(通関ベース、季節調整済み)によると、モノの貿易赤字は1067億100万ドル(約14兆円)と前月比15.1%減った。輸出が過去最大を記録した。

輸出は3.6%増の1746億ドルだった。需要の増加やエネルギー価格の上昇を受け、天然ガスや石油製品が伸びた。輸入は2813億ドルで4.4%減った。9カ月ぶりに前月を下回ったものの、堅調な個人消費により高水準が続く。

バイデン大統領は声明を出し、インフレ調整後でもモノの輸出が過去最大になったと指摘したうえで「米国経済の回復の力強さを示すものだ」と強調した。米国の企業や農家が売り上げを伸ばしていると訴えた。

ウクライナ侵攻を受けて制裁を科したロシアとの貿易は縮小している。4月の輸出(季節調整前)は8900万ドルと前年同月比86.1%減った。縮小幅は3月(78.8%)から拡大した。輸入は21億ドルで15.3%減った。

バイデン米政権はプーチン政権に圧力をかけるため、2月からハイテク製品の輸出を事実上禁じた。3月には原油などエネルギー製品の輸入も止めると表明した。魚介類などロシアの主力製品の輸入も止めており、対ロ貿易は今後も縮小する見通しだ。』