イスラエルの現行法では、生徒100人以上の学校には次の体制が求められる。
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『Michael Csere 記者による記事2013-2-25記事「SCHOOL SECURITY IN ISRAEL」。
イスラエルの現行法では、生徒100人以上の学校には次の体制が求められる。幼稚園から大学まで。
民間警備会社から警備員を雇うこと。彼らは学校内で武器を所持してよい。
その指導には国家警察が責任を有する。セキュリティシステムも指導する。
教育省は学校に次の資金を補助する。
校内のシェルターと外周壁の建設費。
スクールバスの防護強化改造費。
警備員の雇用と訓練の人件費。
警備員はときには登下校の護衛もする。
警備員は、学校が始まる30分前に敷地内部を点検する。これは法律で決められている。
校内に入る者はすべて、入り口で検問する。
警備員は、学校内の「喧嘩」には介入しない。外部からの侵入攻撃を防ぐのが仕事なので。
警備員は、警備会社が支給する武器を装備すること。
文部省の職員も、ポストによっては、武装する。
イスラエル内務省は、警備員に、武器を扱ってよいという資格認定証を発給する。基本的に高卒以上で、前科がなく、武器の訓練を受けていないと、審査の入り口をくぐれない。火器も、なんでもゆるされるわけではない。
イスラエルの北端や南端の自治体ほど、警備は厳しくなる。住民のバックグラウンドが複雑になるので。
現実には、警備員の質は低い。給与は最低賃金に近いという。修理のため壁をよじのぼっていた電気工を射殺してしまったこともある。
警察はマンパワーが限られているので学校への常駐は拒否している。かわりに、監視テレビによる遠隔モニターを活用し、毎日、警邏の途中で学校に立ち寄るようにしている。』