IPEF、ルール順守監視へ罰則も USTR代表

IPEF、ルール順守監視へ罰則も USTR代表
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0703E0X00C22A6000000/

『【ワシントン=鳳山太成】米通商代表部(USTR)のタイ代表は6日、米国主導の新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」を巡り、ルールを守らない企業に罰則を科す可能性を示唆した。デジタル貿易などの分野で設けたルールを順守させるための仕組みを検討する。

米首都ワシントンで開かれたイベントで明らかにした。IPEFは日米や韓国、インド、東南アジア諸国など14カ国が参加し、環境や労働などの分野で高水準のルールをつくる。実効性を高めるために、ルールを守っているか監視する仕組みづくりが焦点だ。

タイ氏は「夏までに正式な会合を開きたい」と述べ、閣僚級会合を経て正式に交渉を始める意向を改めて示した。

バイデン政権は高インフレを抑えるため対中制裁関税の引き下げを検討している。タイ氏は「インフレの対処は関税よりも複雑な問題であることを認識しなければいけない」と指摘し、関税引き下げに慎重な姿勢を貫いた。

バイデン政権内では対中関税の引き下げを巡って意見が割れている。USTRのタイ氏は国内産業を保護したり中国への交渉カードを温存したりするため、関税を維持すべきだとの立場だ。イエレン財務長官はインフレ対策の一環で引き下げを訴えている。

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