中国機、豪哨戒機を妨害 南シナ海上空で

中国機、豪哨戒機を妨害 南シナ海上空で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM050ZI0V00C22A6000000/

『【シドニー=松本史】オーストラリア国防省は5日、南シナ海上空で中国の戦闘機が豪軍の哨戒機の飛行を妨害したと発表した。豪州のアルバニージー首相は同日、中国機の行為について「哨戒機と乗組員の安全を脅かすものだ」と述べ、中国政府に懸念を伝えたと明らかにした。

豪国防省や地元メディアによると5月26日、南シナ海上空で哨戒活動を行っていた豪軍の哨戒機に中国の戦闘機が接近し、「チャフ」と呼ばれるレーダー妨害のための金属片などを放射した。同省は声明で「豪軍は数十年間にわたって(南シナ海)地域で国際法に従い海洋監視活動を行い、公海とその上空における航行と上空飛行の自由の権利を行使してきた」と指摘した。

豪国防省は2月には、インドネシア東部ニューギニア島と豪州を隔てるアラフラ海で豪軍哨戒機が中国軍の艦船からレーザー照射を受けたと発表した。

アルバニージー氏率いる労働党は5月21日にあった総選挙で勝利し、9年ぶりの政権交代を実現したばかりだ。中国機による豪軍哨戒機への妨害は総選挙の5日後、同氏の首相就任の3日後に発生した。』