韓国通商トップ「IPEFルールづくりで役割果たす」

韓国通商トップ「IPEFルールづくりで役割果たす」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM0374M0T00C22A6000000/

『【ソウル=細川幸太郎】韓国の安徳根(アン・ドクグン)通商交渉本部長は3日、日本経済新聞などの取材に応じ、米国主導で発足したインド太平洋経済枠組み(IPEF)において「デジタル貿易のルールづくりで積極的な役割を果たす」と強調した。サプライチェーンや脱炭素分野でも「韓国は途上国とのつなぎ役を担える」とした。

安氏が5月に就任して以降、メディア取材に応じたのは初めて。尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は米韓同盟を重視する姿勢を強く打ち出しており、通商政策でも対米関係を柱に据える考えを示した。

IPEFには日本やインド、東南アジア諸国などが参加する。IPEFの立ち上げには、中国に対抗する形の緩やかな経済連携を構築する狙いがある。韓国にとって中国は最大の貿易相手国のため、安氏は「外交政策と通商交渉政策は別の次元。中国との貿易安定にも注力する」と話し、韓中の2国間協力を探る考えも示した。

韓国は前政権が環太平洋経済連携協定(TPP)への加入方針を打ち出したものの、任期末までに加入申請できなかった経緯がある。尹政権の米国傾倒によって米国のいないTPPへの参加議論は後回しになっており、申請書の提出のメドは立っていない。

安氏はTPP加盟のためには日韓関係の改善が必要との認識を示し、「近いうちに合理的な解決方法を見いだし、韓日関係を正常化した上でTPPに加入申請したい」と話した。』