カンボジア、5日に地方議会選 与党優位の見方

カンボジア、5日に地方議会選 与党優位の見方
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM265880W2A520C2000000/

『【ハノイ=大西智也】カンボジアの1600を超える地方行政区の評議会議員を選ぶ地方選が5日に実施される。フン・セン首相の長期政権は野党へ強い姿勢で臨んでおり、与党のカンボジア人民党が優位との見方が多い。与党は地方選で勢いをつけ、2023年に予定される総選挙(下院選)での勝利を確実にする構えだ。首相は下院で選出される。

地方選には政権が影響力を持つ最高裁判所に解党を命じられた最大野党、カンボジア救国党の流れをくむキャンドルライト党を含む計17政党が参加。約8万6000人が立候補した。

17年の前回地方選では救国党が行政区の約3割で第1党になり、躍進した。フン・セン政権は野党の躍進に危機感を抱いた。救国党は解散に追い込まれ、18年の総選挙で人民党が議席を独占した。カンボジアの野党弾圧を問題視した欧州連合(EU)は20年、経済制裁を発動した。

今回の地方選は野党候補の一部が出馬を認められなかった。「与党が優位な状況に変わりはない」(カンボジア総合研究所の鈴木博最高経営責任者)とみられている。』