OPEC加盟国の一部、ロシアの協定参加停止検討 米紙

OPEC加盟国の一部、ロシアの協定参加停止検討 米紙
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR31EQW0R30C22A5000000/

『【ドバイ=福冨隼太郎】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は31日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国の一部が石油生産協定へのロシアの参加を停止する案を検討していると報じた。サウジアラビアなどその他の原油生産国が増産する道を開く可能性がある。ロシアはOPECと非加盟国による「OPECプラス」を構成している。

WSJが加盟国の関係者の話として報じた。検討の理由は、ロシアのウクライナ侵攻に対する欧米の制裁がロシアの増産能力を損ない始めたため。ロシアがこれに応じるかは不透明だ。既にペルシャ湾岸諸国の一部が増産を検討しているとしている。

ロシアによるウクライナ侵攻後に原油高に拍車がかかるなかで、米国などの消費国は産油国に追加増産を求めてきた。だが、中東産油国はロシアとの結束を優先して応じてこなかった。追加増産に応じればロシアとの関係が悪化し、米国のシェールオイル増産が確実視されるなかでOPECプラスの枠組みが危うくなるためだ。

OPECプラスは5月5日のオンライン閣僚協議で、6月の増産幅を5月と同等の日量43万2千バレルとすることを確認している。次回協議は6月2日に開かれる予定だ。』